新人の板前
先輩、お酒の知識ってやっぱり必要ですよね?お客様に「どのお酒が合いますか?」って聞かれると、少し不安になっちゃうんです…。
そうだよな。料理人として食材の知識はもちろん、お酒にも詳しくなっておくと、お客様の満足度がぐっと上がるのは間違いないよ。
板前としての格をさらに一歩進めるために、お酒の知識を持つことは非常に重要です。
特にカウンターでお客様と直接対話する場面では、お酒の知識が求められます。
目次(INDEX)
【お酒の恩恵】5つのメリット
- 料理の味を引き立てる: 相性の良い料理とお酒は、互いを引き立て、相乗効果をもたらします。
- 食体験の深化: お客様の好みやシーンに合ったお酒を提供することで、食事の満足度が向上します。
- 産地の文化と伝統を伝える: 地域に根ざしたお酒は、その土地の文化を伝え、会話を盛り上げます。
- こだわりと差別化: 豊富な種類のお酒を揃えることで、お店の個性をアピールし、ファンを増やせます。
- 売上貢献: 手間をかけずに売上をアップさせるために、お酒は重要なアイテムです。
【お酒の種類】
お酒は製法により三種類に分類されます。
- 醸造酒
原料そのものをアルコール発酵させた酒類で、原料の風味を活かした味わいが特徴。
- ワイン
- ビール
- 日本酒
- 蒸留酒
醸造酒などを蒸留した酒類で、アルコール度数が高く、強い香りを持つのが特徴。
- 焼酎
- ウイスキー
- ブランデー
- 混成酒
醸造酒や蒸留酒に糖分や香料、色素などを加えた酒類で、様々な風味を楽しむことができるのが特徴。
- 梅酒
- リキュール
- カクテル
【お酒の種類】料理を引き立てるアルコールの魅力丨料理屋にとっての5つのメリット
この料理に合うお酒はなんですか? …… 「おすすめのお酒は?」と聞かれた時に、自信を持って答えられますか? 食材の知識は豊富でも、お酒となると途端に不安になる…そ…
日本酒
日本酒の種類は以下によって分類されます。
- 原料
- 精米歩合
- 日本酒度
- 味と香り
「特定名称酒」といわれるものは以下の8つ。
- 吟醸酒
- 大吟醸酒
- 純米酒
- 純米吟醸酒
- 純米大吟醸酒
- 特別純米酒
- 本醸造酒
- 特別本醸造酒
【原料】
使用する原料により名称や味わいが変わります。
- 米
- 米麹
- 水
- 酒かす
- 醸造アルコール
- 糖類 など
【精米歩合】
玄米を削り残った米粒の割合。「精米歩合70%」では、30%を削り、残り70%の米粒で造られた酒を示します。
- 吟醸酒:精米歩合60%以下
- 大吟醸酒:精米歩合50%以下
【日本酒度】
日本酒の糖と酸のバランスを示す数値です。
- +の値:辛口
- -の値:甘口
【味と香り】
その特徴により、4つに分けられます。
- 薫酒: 爽やかな香り、淡麗な味わい
- 爽酒: 軽快な香り、軽快な味わい
- 醇酒: 穏やかな香り、厚みのある味わい
- 熟酒: 複雑な香り、濃厚な味わい
ありがとうございます!これでお客様に自信を持ってお酒を提案できそうです。さっそく勉強してみます。
うん、それが良いよ。お酒の知識も仕事の一環だから、しっかり学んでね。