
パプリカ先輩〜
にんにくチップ作ってみたんですけど……



ありゃ〜
揚げムラがあって、焦げてるもの、くっついてうまく揚がってないものもあるね。



はい……
にんにくを切って、揚げるだけではないんですか?



にんにくチップのコツは
・均一の厚さに切ること
・水でよくさらすこと
・低温でじっくり揚げること
の3つなんだよ。
にんにくチップはシンプルながら、厚さや火加減などで仕上がりが変わる奥深い技。
この記事では、板前が実践する「にんにくチップの作り方とコツ」を解説します。
サクッと香ばしく、苦味なく仕上げるためのポイントを押さえて、プロの味に近づけましょう。
にんにくチップの作り方:手順解説
にんにくといえば【青森県田子のにんにく】がとにかくうまい。まじでおいしいです。
【にんにくの皮をむく】


まず、にんにくの皮を一片ずつむきます。芯は取り除いておくと、後が楽ですが、とても手間がかかるので後回しにします。(揚げてから除くほうが手間がかからない)
【均一にスライスする】


皮をむいたにんにくを2〜3mmの厚さで均一にスライスします。
あまり薄くスライスすると、焦げやすく、食感もイマイチで見た目にも貧弱です。
2〜3mmの間で好みに合わせてスライスして下さい。
※厚さを均一にすることで揚げムラがなくなります。包丁で切るよりも、スライサーを使うと早く均一に切れて便利です。
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【よく水にさらす】
スライス後、時々混ぜながら30分ほど水にさらします。さらすことでアク抜きされ、デンプンが流れ、にんにく同士がくっつくのを防ぎます。
※くっついたままでは揚げムラの原因となります。
【しっかり水気を切る】
ザルにあげたあと、キッチンペーパーなどで水気をしっかり取ります。
【油で揚げる】


まっさらな(未使用の)サラダ油を用いて揚げます。
140℃に熱し、やさしく混ぜながら、油の中でゆっくりと水分を蒸発させていきます。
きつね色に揚がったら、丁寧に油を切り、常温まで冷ましましょう。
その後、シリカゲル(乾燥剤)と共にタッパーなどに保管します。
まとめ【ガーリックチップ】
板前歴22年以上のプロが解説する「にんにくチップの作り方とコツ」
- ①2〜3mm厚で均一にスライス
- ②30分水にさらしアク抜き・くっつき防止
- ③低温(140℃)でじっくり揚げる
スライサーを使えば均一な厚みに仕上がりやすく、揚げムラや焦げを防げます。丁寧に水気を取り、サラダ油でじっくり揚げた後は乾燥剤とともに保存。
プロの技を取り入れて、サクッと香ばしいガーリックチップを家庭でも再現できます。