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運営者:パプリカ
・板前一筋22年
・ふぐ免許保有
・料亭、ミシュラン店、会員制クラブ勤務
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【板前の給料】上げるために知っておくべきこと

新人の板前

先輩、料理人は給料が低いって聞いたんですけど…高い給料をもらうにはどうしたらいいんですか?

先輩の板前

そうだな、統計からも飲食業の給料が低いのは間違いないな。でも、年収1,000万円を超える人がいるのも事実だ。給料を上げる方法を教えてあげよう!

目次(INDEX)

板前の給料の現実

板前の給料は、経験年数や技術力、勤務する店の規模や場所によって大きく異なります。

特に「見習い」とされる修行期間は給料が低めに設定されることが多いです。

見習い時期の月給は総支給額で20万円程度。30~40歳代でも25~35万円程度が相場です。

年代、男女別

年齢男性女性
全年齢29.022.2
~19歳18.817.7
20~24歳21.120.4
25~29歳23.922.1
30~34歳26.122.9
35~39歳29.723.5
40~44歳31.523.5
45~49歳32.623.8
50~54歳34.022.7
55~59歳32.923.2
60~64歳28.120.8
65~69歳24.918.9
出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より筆者作成

厚生労働省の公表する「賃金構造基本統計調査」から紹介します。

板前の給料は多くの場合、年齢と共にゆるやかに上がっていきます。

50代前半をピークとして年収300万円〜500万円程度が多く見られる水準です。

年収500万円以下の飲食業従事者
男性:76.4%(52.6%)
女性:96.8%(85.5%)

()内は全業種の平均

また男女別では、全年代で男性の方が高い給料となっています。

給料水準が最も低い飲食業

飲食業(宿泊業含む)は日本全体で最も低い給料水準にあり、平均年収は268万円です。

特に、小規模な個人経営店や20代の若者は平均を下回る場合もあるでしょう。

  • 飲食業の労働人口:195万人
  • 飲食業の総給与額:5.2兆円
  • 飲食業の平均給与:268万円

飲食業の現実を詳しく

板前の給料を上げるために

板前として給料を上げるには、前提と手段を知ることが必要です。

技術・知識・心構えを高める【給料を上げるための前提】

技術・知識・心構えを高める

高い給料を得るためには相応の仕事ができる必要があります。

飲食業でも1,000万円越えは可能

飲食業でも年収1,000万円を越えることは可能です。

年収男性女性
1,000万円未満約87万人約100万人
1,000万円以上21,858人
(2.45%)
5,804人
(0.54%)

一方、年収1,000万円を超えるパターンは限定的。

  • 超有名店で料理長クラスの実力
  • メディア出演や出版で高い知名度
  • 上場企業で役員クラスに出世
  • オーナーシェフに独立して成功

給料交渉【給料を上げるために】

第一にするべきは、現在の会社に勤めたまま給料交渉することです。

例えば、

  • 昇格試験
  • 正社員登用試験
  • 資格取得試験

その結果を元に昇給を交渉することができます。

調理師免許の取り方

副業【給料を上げるために】

第二にするべきことは、現在の会社に勤めたまま副業を始めることです。

  • 料理教室の講師
  • フードコンサルタント
  • 動画配信

インターネットが広く普及した今、YouTubeやInstagramなどのデジタルコンテンツで副収入を得るチャンスも広がっています。

転職【給料を上げるために】

第三に、現在勤める会社を辞めて転職することです。

高い技術力や幅広い知識を活かして、より待遇の良い職場へ移ること。特に飲食業は転職者割合も非常に高いため、転職は珍しいことではなく前向きな行動です。

板前の転職の現実

転職のやり方

独立【給料を上げるために】

最終的には、独立して成功させる手段もあります。

オーナーシェフとして年収1,000万円を超えることも十分に可能です。ただし、開業にはリスクも伴うため、経営に関する知識や資金計画も重要となります。

まとめ

新人の板前

副業とか転職なんて考えたことなかったけど、いろんな道があるんですね。でも、結局は独立して成功するのが一番の近道なんですかね?

先輩の板前

独立は夢がけど、リスクも大きいんだ。経営に関する知識や資金も必要だし、全てを自分で背負うことになる。まずは昇格や給料交渉、もしくは副業などで実績を積んでみるのも一つの手だよ。

新人の板前

なるほど、まずは今できることから試してみて、スキルを高めていくのが大事なんですね。

先輩の板前

そうだ。板前の道は長いけど、焦らずに自分の道を切り開くことが成功への近道だよ。何より大事なのは、一流の技術と知識、そして心構えを持ち続けることだからな。

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この記事を書いた人

板前歴22年。
日本料理の技術と知識と心構えを高めて、
自信を持ち、豊かな板前LIFEを送ろう。

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