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パプリカ先輩
・板前一筋23年
・ふぐ免許保有
・料亭、ミシュラン店、会員制クラブ勤務
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食品安全検定 初級・中級の勉強法|出題数と正答率から組む【2027年3月】

食品安全の検定初級・中級の勉強法|出題数と正答率・2027年3月まで
新人 けんた

先輩、食品安全検定の初級・中級は、何から勉強すればいいですか?

パプリカ先輩

協会が分野ごとの出題数と正答率を公表している。そこから順番を組もう。

新人 けんた

中級は80点が合格なんですよね。平均点で届くんでしょうか……。

パプリカ先輩

2026年9月の中級の平均は72.3点だ。上乗せが要る。進め方を整理しよう。

この記事を書くのはプロの板前!

  • 板前一筋22年、料理長経験
  • 東京都ふぐ免許保有
  • 都心の料亭やミシュラン獲得店、会員制クラブなどに勤務

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食品安全検定の初級・中級は、協会が分野ごとの出題数と分野別の正答率を公表しています。その数字から「どこを厚く・どの順に解くか」を組み立てられます。

この記事では、次の試験(2027年3月1日〜31日)までの進め方を、協会の公表情報で整理します。

この記事の要点

  • 50問のうち、いちばん多いのは食中毒起因微生物の分野(初級16問・中級17問)。ここが勉強の中心になる
  • 中級の合格基準は80点。2026年9月の中級の平均点は72.3点で、平均点では届かない(食品安全検定協会)
  • 次の試験は2027年3月1日〜31日。個人の申込み・予約は2027年1月12日から。期間中の再受験もできる

※2026年11月3日時点の公式情報にもとづきます。

※記事の最後で、試験の実施団体とは関係のない非公式の問題演習アプリ「ハザード手帖」を紹介しています。無料体験はこちら。

受験料・上級・合格後の扱いなど試験の基本情報は「食品安全検定とは?初級・中級・上級の難易度・合格率・試験日・受験料まとめ【2026年版】」でまとめています。

目次(INDEX)

まず、試験の形を確かめる

項目初級/中級
問題数・時間初級:50問・60分
中級:50問・90分
形式初級:すべて4者択一
中級:5者択一が基本。
食中毒事件の事例を題材にした
事例問題が6題
合格基準初級:70点以上(100点満点)
中級:80点以上(100点満点)
1問にかけられる時間初級:約72秒
中級:約108秒
(事例は読む時間も含む)

問題ごとの配点や、分野ごとの合格基準は、協会の公式ページに書かれていません(食品安全検定協会)。

初級と中級の試験の形。初級は50問・60分・4者択一・70点以上・1問約72秒、中級は50問・90分・5者択一が基本で事例問題6題・80点以上・1問約108秒

分野別の出題数から、勉強の配分を決める

協会のよくある質問では、6つの分野の出題数が公表されています(食品安全検定協会)。

分野出題数
食品安全入門・食の安全を守る仕組み
(中級は「食品安全全般・法令」)
初級 5問/中級 8問
食中毒起因微生物初級 16問/中級 17問
寄生虫・自然毒・化学物質初級 12問/中級 9問
食物アレルギー初級 5問/中級 5問
異物混入・その他の脅威初級 5問/中級 5問
食品添加物・農薬初級 7問/中級 6問

微生物の分野だけで、初級・中級とも3割を超えます。初級は寄生虫・自然毒・化学物質の12問を合わせると、この2分野で半分を超えます。最初の1〜2か月は、この2分野を中心に回すのが、出題数から見て効率のよい順番です。

分野ごとの出題数の横棒グラフ。食中毒起因微生物が初級16問・中級17問でいちばん多く、寄生虫・自然毒・化学物質は初級12問・中級9問。ほかは5〜8問

公表された「分野別の正答率」の読み方

協会は試験結果として、分野ごとの正答率も公表しています(食品安全検定協会「試験結果」2026年9月・3月)。

分野正答率(2026年9月/3月)
食品安全入門
(中級は全般・法令)
初級 81.9%/67.1%
中級 65.4%/74.4%
食中毒起因微生物初級 79.8%/76.6%
中級 78.4%/76.6%
寄生虫・自然毒・
化学物質
初級 73.1%/72.9%
中級 71.6%/74.0%
食物アレルギー初級 74.0%/75.6%
中級 74.6%/80.2%
異物混入・
その他の脅威
初級 78.2%/79.5%
中級 69.4%/75.8%
食品添加物・農薬初級 75.1%/74.8%
中級 66.2%/71.7%

どの分野が低いかは回によって入れ替わります。中級の「全般・法令」は、9月は最も低い65.4%、3月は74.4%でした。「この分野が毎回難しい」とは言えないので、過去の正答率で勉強を削るより、6分野をひととおり解いたうえで、自分が間違えた分野を厚くするほうが確実です。

中級の分野別の正答率(2026年9月と3月)。9月は全般・法令の65.4%、3月は食品添加物・農薬の71.7%が最も低く、低い分野は回で入れ替わる

中級は「平均点では届かない」試験

中級の平均点は2026年9月が72.3点、3月が75.5点で、合格率は35.3%・45.2%でした(食品安全検定協会)。合格基準の80点には、平均からさらに上乗せが要ります。初級は9月の平均点が77.0点で、合格基準を上回りました。

平均点と合格基準。中級は2026年9月72.3点(合格率35.3%)、3月75.5点(45.2%)で合格基準80点に届かない。初級は9月77.0点で合格基準70点を上回った

中級は「横断して比べる」勉強が要る

協会はよくある質問で、中級について、危険性の高い食中毒起因微生物を、汚染経路・原因食品・症状・予防対策の特徴や違いで横断的に比べて整理することを勧めています(食品安全検定協会)。次のような表を自分で作ると、5択の紛らわしい選択肢を見分けやすくなります。

微生物を横断して比べる表の作り方。潜伏期間は短い順、原因になりやすい食品は食品の側から、加熱で防げるかは2つに分け、予防対策は違いに印。空欄は自分で埋める
比べる項目例えばこう並べる
潜伏期間短い順に並べる
原因になりやすい食品食品の側から、
関係する菌を挙げる
加熱で防げるか防げるもの・
防ぎにくいものに分ける
予防対策菌ごとに効く対策を並べ、
違いに印を付ける

中級の事例問題は食中毒事件の事例が題材で、協会の模擬試験問題の訂正の案内からは、異物混入事故の事例もあることが分かります(食品安全検定協会)。横断の表は、事例を読むときの手がかりにもなります。

テキストと「いまの制度」のずれに注意

協会は、出題はテキストにもとづくとしつつ、最新の情報や最近注目されている要因にも留意するよう求めています(食品安全検定協会)。テキストは初級が第3版(2023年11月発行)、中級・上級が第4版(2026年4月1日発行)です。テキストの発行の前後で、次のような変化がありました。

  • アレルギー表示の特定原材料:2026年4月1日にカシューナッツが加わり9品目に(詳しくは「アレルギー表示9品目とは?カシューナッツの経過措置まで」)。初級テキストの発行より後の改正
  • ADIの日本語訳:食品安全委員会の訳が「許容一日摂取量」に。協会は対策講座で「一日許容摂取量」も可としている
  • 食中毒の統計:厚生労働省の2025年(令和7年)の集計では、全国で1,172件・24,727人。件数はノロウイルス462件、アニサキス280件、カンピロバクター属菌220件の順(厚生労働省 食中毒統計)

2027年3月の試験までの進め方

次の試験は、2027年3月1日(月)〜31日(水)です。個人の申込み・予約は2027年1月12日(火)〜3月28日(日)、団体の申込みは1月12日〜2月26日です(食品安全検定協会)。期間中に、自分で会場と日時を予約して受けます。

2027年3月の試験までの進め方。11〜12月は微生物から寄生虫・自然毒・化学物質へ、1月は残りの4分野、2月は模試、3月は解き直し。個人の申込み1月12日〜3月28日、試験3月1日〜31日
時期やること
11月〜12月微生物の分野から始め、
寄生虫・自然毒・化学物質へ。
中級は横断の表を作る
1月残りの4分野をひととおり。
1月12日以降に申込み・予約
2月本番と同じ問題数・時間で模試。
間違えた分野を解き直す
3月の受験日まで間違えた問題の解き直しを優先。
もう一度模試

合否は試験の終了後すぐに分かり、期間中なら再受験もできます(都度、受験料がかかり、個人申込のみ)。早めの日に予約すれば、届かなかったときに同じ期間でもう一度挑めます。

協会は「初級は中級の要点を集約」していると説明しています(食品安全検定協会)。中級をめざす人が、初級の範囲で基礎を固めてから中級に進む順番も取れます。

よくある質問

Q. 分野ごとの合格基準はありますか?
A. 協会の公式ページには書かれていません。合格基準は100点満点で、初級70点以上・中級80点以上です。

Q. 不合格でも、同じ期間にもう一度受けられますか?
A. 試験期間中であれば再受験できます。受験のたびに受験料がかかり、個人での申込みになります。

Q. 初級と中級、どちらから受けるべきですか?
A. 受験資格の条件はありません。協会は、初級は中級の要点を集約しているので、段階を踏むと合格しやすいかもしれない、と説明しています。

公式情報


この記事は、食品安全検定協会とは関係なく独自にまとめたものです。試験の日程・形式・教材は、必ず協会の公式ページで確認してください。

まとめ

  • 出題数の多い食中毒起因微生物の分野から始め、6分野をひととおり解く
  • 中級は平均点では80点に届かない。間違えた分野を厚くする
  • 次の試験は2027年3月1日〜31日。申込み・予約は1月12日から
新人 けんた

微生物の分野から始めて、中級は横断の表を作ればいいんですね。

パプリカ先輩

そうだ。分野別の正答率は回で入れ替わるから、自分の弱点を見るんだぞ。

新人 けんた

早めの日に予約して、届かなかったらもう一度挑みます!

パプリカ先輩

いい作戦だ。問題の数をこなすなら、うちの非公式アプリも使えるぞ。

試験の全体像(受験資格・試験日・受験料・合格率)は、次の記事にまとめています。

初級・中級の対策をスマホで進めたい方へ

『ハザード手帖』は、食品安全検定を実施する一般社団法人食品安全検定協会とは関係のない非公式アプリです。合格を保証するものではありません。

法令と厚生労働省・消費者庁・食品安全委員会・農林水産省の公開資料から作ったオリジナルの413問を収録した、初級・中級の問題演習アプリです。同じ問題が初級では4択、中級では5択で出て、中級の事例問題は18件の架空の事例から34問。全部の選択肢に一行の根拠が付き、初級50問・60分、中級50問・90分の模試もあります。法令は2026年10月1日時点、統計は2025年(令和7年)にそろえています。協会のテキストや模擬試験問題の内容は使っていません。

① まずは無料で試したい方

アクセスコード不要。初級・中級の問題を10問試せます。

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