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ビアテイスターとは?取り方・費用・試験内容・合格基準とビアジャッジとの違い【2026年版】

ビアテイスター|ビアジャッジとの違い
新人 けんた

先輩、クラフトビールの店に移るんです。ビールの資格って何かありますか?

パプリカ先輩

日本地ビール協会のビアテイスターがある。ビールを味わって評価する資格だ。

新人 けんた

試験は難しいんですか?ビールを飲み比べるだけなら、得意なんですけど……。

パプリカ先輩

飲むだけじゃない。筆記と官能評価の試験がある。協会の案内で整理しよう。

この記事を書くのはプロの板前!

  • 板前一筋22年、料理長経験
  • 東京都ふぐ免許保有
  • 都心の料亭やミシュラン獲得店、会員制クラブなどに勤務

 【詳しいプロフィールはこちら】

ビアテイスターと上位資格のビアジャッジについて、取り方・受講料・試験の内容・合格基準・日程を、実施団体であるクラフトビア・アソシエーション(日本地ビール協会)の公式ページ(一次情報)だけで整理します。

この記事の要点

  • ビアテイスターは、クラフトビア・アソシエーション(日本地ビール協会)が認定する民間の資格。1日のセミナーのあと、その日に認定試験を受ける
  • 試験は筆記55問と官能評価6問。両方75点以上で合格。認定には協会への入会が要件で、非会員は受講だけ
  • 費用は会員17,000円。新しく入会する場合は合計39,000円(研究会員)か55,000円(個人正会員)。いずれも税込
  • 上位資格のビアジャッジは2日間のセミナーと試験。点数で3段階に分かれる。合格率はどちらも公表されていない

※2026年10月3日時点の公式情報にもとづきます。

目次(INDEX)

ビアテイスターとは?

クラフトビア・アソシエーション(日本地ビール協会)が認定する資格呼称です。協会は、ビアテイスターを「官能評価(テイスティング)によってビールの出来の良し悪しを客観的に鑑定し、その理由を理論的に説明できる人」に与える資格だと説明しています。法令にもとづく資格ではなく、協会独自の民間資格です。

協会は1994年7月24日に発足した団体で、ビアテイスター・ビアジャッジ・ビアコーディネイターの育成と認定を活動の一つにしています。なお「BeerTaster(ビアテイスター)」は協会の登録商標です。

取り方は「セミナー+認定試験」

試験だけを受ける形ではなく、1日のビアテイスター認定セミナーを受け、講義が終わったあとに認定試験を受けます。資格呼称の認定には協会への入会が要件で、認定がいらない人は、入会せずにセミナーだけ受けることもできます。

ビアテイスターになるまでの流れの図解

どんな人が受ける?

協会の案内では、ビールに関する仕事をしている人やビールの専門家を目指している人のほか、ビアフェスティバルを楽しむ人や「ビールが趣味!」という人も対象にしています。

ビア検(日本ビール検定)とは別の資格

名前の似た「ビア検(日本ビール検定)」は、一般社団法人日本ビール文化研究会が主催する検定です。ビアテイスターとは団体も資格も別なので、申し込むときは間違えないようにしましょう。

資格の基本情報

名称ビアテイスター
(上位にビアジャッジ)
資格区分民間資格
(協会の資格呼称)
認定団体クラフトビア・
アソシエーション
(日本地ビール協会)
受験資格協会の会員
(新しく入会する人も可)
年齢の条件は記載なし
(試飲は法律上20歳から)
取得方法1日のセミナー
→同じ日に認定試験
試験内容筆記55問
官能評価6問
合格基準筆記・官能評価が
ともに75点以上
費用会員 17,000円
新規入会 39,000円〜
(税込)
結果郵送で2〜3週間
の内に通知
合格率公表なし
有効期限公式ページに
記載なし
公式情報ビアテイスター詳細
(日本地ビール協会)

セミナーと認定試験の内容

セミナーでは、ビールの色度数・アルコール度数・モルトやホップの香り・苦味・甘味・酸味・ボディ・オフフレーバー(あってはならない匂いと味)などを学びます。さらに約40種類のビールを試飲しながら、主要なビアスタイル(ビールの種類)の違いを体験します。協会の案内による講義の内容は次のとおりです。

  • 午前:ビアテイスターの役割、ビールの基礎知識、官能評価の方法と手順、オフフレーバー
  • 午後:ドイツ・チェコ・オーストリア発祥、イギリス・アイルランド発祥、ベルギー発祥、アメリカ発祥のビアスタイル

認定試験と合格基準

  • 受けられる人:会員(新しく入会する人を含む)
  • 試験:筆記試験55問と、官能評価試験6問
  • 合格:筆記と官能評価がともに75点以上。どちらかが75点未満なら不合格
  • 発表:郵送で2〜3週間の内に通知。合格者には認定証を発行

合格後の資格呼称認定バッジは別料金で、3,000円(送料別)です。

上位資格のビアジャッジ

ビアジャッジは、協会が「ビアテイスターの上位資格」と位置づける資格です。ビール審査会などで、ビールを審査する知識と官能評価能力があると認められた人に与えられます。

  • セミナー:2日間。模擬審査をくり返して、国際基準にもとづく評価の物差しを身につける
  • 試験:2日目の講義のあと、筆記試験100問と官能評価試験4問。セミナーに醸造学の講義はないが、試験ではビール醸造の基礎も出る
  • 合格:両方60点以上でビアジャッジ、75点以上でシニア・ビアジャッジ、90点以上でマスター・ビアジャッジ。どちらかが60点未満なら不合格
  • ビアテイスターとの関係:受講・受験はビアテイスターがなくてもできるが、認定証の発行にはビアテイスターの資格呼称が必要

ビアジャッジの試験も、受けられるのは会員だけです。醸造の基礎を学びたい人向けに、協会は「醸造学基礎セミナー」も開いています(資格呼称を取るセミナーではありません)。

新人 けんた

先輩、筆記が得意なら、官能評価が少し低くても合計で合格できますか?

パプリカ先輩

いや、筆記も官能評価も、両方75点以上が要る。どちらかが欠けたら不合格だ。

新人 けんた

合格率はどれくらいですか?だいたい分かれば、心の準備ができるんですけど。

パプリカ先輩

合格率は公表されていない。協会が試験の例題をPDFで出しているから見ておけ。

日程・費用と申込み方

日程

開催日は、協会のトップページとセミナー案内に載ります。2026年のビアテイスターセミナーの日程(参考・2026年10月3日確認)は次のとおりです。

  • 大阪:2026年9月6日
  • 東京:2026年10月17日(土)9:30〜18:00(東京田町・グランパークカンファレンス)

申込みは開催日の6日前までです。締切を過ぎた回には申し込めません。ビアジャッジを含め、最新の日程は協会のセミナー案内で確かめましょう。セミナーはビールの試飲を含むため、協会は車で来ないよう呼びかけています。

費用(税込)

会員17,000円
(受講料・認定試験料)
試験のみ 5,000円
新規入会研究会員で入会
合計39,000円
個人正会員で入会
合計55,000円
会員以外28,000円
(受講のみ・試験なし)

受講料には、セミナー用テキストとビアスタイルガイドラインが含まれます。どちらかを事前に買って当日持って行くと、テキストは1,500円、ガイドラインは1,000円安くなります。会員の料金には、合格したときの認定料・認定書が含まれます。

会費は、研究会員が入会金10,000円・年会費12,000円、個人正会員が入会金20,000円・年会費18,000円です。協会によると、研究会員は資格の取得だけを目的とする人向けで、正会員と処遇の差はありません(協会のメールアドレスが使えるかどうかの違いはあります)。

ビアジャッジは、会員が2日間の受講と認定試験で59,000円、受講のみ51,000円、認定試験のみ8,500円です。非会員は受講のみで71,000円です。

申込みから当日まで

  1. 開催日の6日前までに、協会のセミナー申し込みフォームで申し込む
  2. 受講料(入会する人は入会金・年会費も)を、開催日の10日前までに振り込む(10日前を過ぎて申し込んだ人は、申込日から2営業日以内)
  3. 入金が確認されると、受講票とテキストが届く
  4. 当日は15分前から受付。受講票・テキスト・筆記用具を持って行く

当日に欠席すると、連絡の有無にかかわらず、次に受けるときは受講料・受験料が改めて必要になります。

難易度・合格率

協会の公式ページに、ビアテイスター・ビアジャッジの合格率や受験者数の公表は見当たりません。目安になるのは合格基準で、ビアテイスターは筆記・官能評価がともに75点以上です。筆記だけでなく、香りや味を評価する官能評価でも基準を超える必要があります。

勉強方法

  • 協会がトップページで公開している「ビアテイスター認定試験例題」(PDF)で、問題の形に慣れておく
  • 受講料に含まれるテキスト(セミナー用テキスト・ビアスタイルガイドライン)は、入金が確認されると事前に届く。当日までに目を通しておく
  • 午後の講義は、発祥の国ごとのビアスタイル。届いたビアスタイルガイドラインで、国ごとのビールの種類を確かめておく

なお、開催日の9日前を過ぎて入金した人は、テキストを当日に受け取ることになります。早めに申し込んで入金しておきましょう。

よくある質問

Q. 入会しないと受けられませんか?
A. セミナーだけなら非会員でも受けられます(28,000円)。ただし認定試験は会員だけが受けられ、資格呼称の認定には入会が要件です。

Q. 年齢の条件はありますか?
A. 協会の公式ページに、年齢などの受講条件は書かれていません。ただしセミナーではビールを試飲し、20歳未満の人は法律(二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律 第1条第1項)で飲酒できません。気になる人は協会に問い合わせてください。

Q. 落ちたら、試験だけ受け直せますか?
A. 会員は「認定試験のみ」(5,000円)で受けられます。申込みフォームにも、再受験(試験のみ)の欄があります。試験のみの場合、テキスト類はつきません。

Q. ビアテイスターを持っていなくても、ビアジャッジを受けられますか?
A. 受講・受験はできます。ただし、ビアジャッジの認定証の発行には、ビアテイスターの資格呼称が必要です。

Q. 資格に有効期限や更新はありますか?
A. 公式ページに有効期限や更新試験の案内は見当たりません。協会は、入会金・年会費を「資格呼称を維持するための費用」などに使うと案内しています。

Q. ビア検(日本ビール検定)とは何が違いますか?
A. ビア検は日本ビール文化研究会が主催する別の検定です。ビアテイスターは日本地ビール協会のセミナーと、官能評価を含む認定試験で取る資格です。

公式情報


この記事は、クラフトビア・アソシエーション(日本地ビール協会)とは関係なく独自にまとめたものです。日程・料金・申込方法は、必ず協会の公式ページで確認してください。

まとめ

  • ビアテイスターは、日本地ビール協会が認定する民間の資格。1日のセミナーのあと、同じ日に認定試験を受ける
  • 試験は筆記55問・官能評価6問で、両方75点以上で合格。結果は郵送で2〜3週間の内に届く
  • 認定には入会が要件。会員は17,000円、新しく入会するなら合計39,000円(研究会員)から
  • 上位のビアジャッジは2日間のセミナーと試験で、点数により3段階。認定証にはビアテイスターが必要
  • 合格率は公表なし。ビア検(日本ビール検定)とは別団体・別の資格
新人 けんた

会員なら17,000円、新しく入会すると合計39,000円からですね。予算を組みます。

パプリカ先輩

申込みは開催日の6日前までだ。締切を過ぎた回には申し込めないから気をつけろ。

新人 けんた

いつかはビアジャッジも目指したいです。ビールの審査ができるなんて格好いい。

パプリカ先輩

いい目標だ。まずはお酒全体の分類から。お酒の種類の記事も続けて読んでくれ。

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