新人 けんた先輩、中国茶の店で働きたいんですが、中国茶インストラクターって国家資格ですか?



国家資格ではない。日本中国茶普及協会という一般社団法人が認定する民間の資格だ。



試験に受かれば、すぐにインストラクターを名乗れるんですよね?簡単そうだなあ。



合格後に認定申請と協会への入会が要る。研修2日と試験の両方を受けるのが基本だ。
中国茶インストラクターの段階(初級・上級・高級)・受験資格・研修と認定試験の内容・費用・日程・合格率の公表状況を、一般社団法人日本中国茶普及協会の公式情報(一次情報)だけで整理します。
中国茶の資格は、ほかの団体にもあります(例:NPO CHINA 日本中国茶協会の「公認評茶員」「公認茶藝師」)。名前が似ていても別の資格です。この記事は、日本中国茶普及協会の「中国茶インストラクター」だけを扱います。
この記事の要点
- 一般社団法人日本中国茶普及協会が認定する民間資格。初級・上級・高級の3段階がある
- 初級は、協会の研修(2日間)を受け、研修とは別に申し込む認定試験に合格し、協会に入会して認定を受ける。上級は実務経験3年以上、高級は10年以上(または同程度の実力)が受験資格
- 初級の費用は、第39期(2027年)で研修受講料40,000円+認定試験受験料10,000円(税込)。合格後に認定料10,000円(すでに協会会員なら免除)
- 合格率・受験者数・合格基準は公表されていない。合格発表は協会サイトに合格者の名前を載せる形
※2026年10月3日時点の公式情報にもとづきます。
中国茶インストラクターとは?
一般社団法人日本中国茶普及協会(東京都渋谷区)が認定する、中国茶の資格です。協会は、中国大陸と台湾で作られる中国茶の普及を目的とする非営利団体で、事業のひとつに「研修・講習会の実施及び普及のための資格認定」を挙げています。国家資格ではなく、協会の民間資格です。
初級・上級・高級の違い
- 初級インストラクター:中国茶の基礎的な知識を身につけ、普及活動と初歩的な指導ができる資格
- 上級インストラクター:中国茶の基礎を学ぶ人や、初級を目指す人に知識を教え、実技を教習できる資格
- 高級インストラクター:上級を目指す人に、知識と実技を教習できる資格。中国茶の普及の実績があり、普及活動を実践している指導者として協会が認定する
上級・高級の研修や試験の日程・費用は、公式サイトでは確認できませんでした。この記事では、研修の案内が出ている初級を中心に説明します。
初級を取るまでの流れ
初級は、研修の申込み → 研修(2日間)→ 認定試験(研修とは別に申込み)→ 合格後の認定申請と協会への入会、の順に進みます。


資格の基本情報
| 名称 | 中国茶インストラクター (初級・上級・高級) |
|---|---|
| 区分 | 民間資格 |
| 認定 | 一般社団法人 日本中国茶普及協会 |
| 受験資格 | 初級:協会の認定講習の 受講者など 上級:実務経験3年以上など 高級:実務経験10年以上など |
| 初級内容 | 研修2日間(講義・実技) +認定試験 (筆記・小論文・茶藝実技 =第37期の案内) |
| 費用 | 研修受講料 40,000円 認定試験 10,000円 (第39期・税込) 合格後に認定料 10,000円 |
| 日程 | 第39期:研修 2027年3月6日・7日 試験 2027年4月24日 |
| 合格情報 | 合格率・合格基準は 公表なし |
| 更新 | 有効期限・更新制度は 公式情報で確認できず |
| 公式 | インストラクター (日本中国茶普及協会) |
受験資格
- 初級:協会の認定講習を受講した人、または同程度の実力があると協会が判断した人
- 上級:中国茶に携わる実務経験3年以上、または同程度の実力があると判断された人
- 高級:中国茶に携わる実務経験10年以上、または同程度の実力があると判断された人
年齢などの条件は、公式サイトには書かれていません。気になる人は、協会の事務局に確かめてください。
初級の研修と認定試験の内容
研修(2日間)
第39期の案内では、1日目が講義、2日目が講義と茶芸の実技です。どちらの日も、朝9時台から夕方まで行われます。
- 1日目:中国茶の基礎知識/中国名茶と十大名茶/茶葉の保存方法、淹れ方と味わい方/中国茶の茶器・茶具/中国茶の製法/中国茶の科学、中国茶と健康
- 2日目:中国茶の精神と心構え、中国茶の歴史/茶芸の基礎知識/グラス茶芸・蓋碗茶芸・茶壺茶芸(実技)
講座の順番は変わることがあり、時間割は受講が決まった時点であらためて案内されます。
認定試験
認定試験は、研修の申込みとは別に申し込む必要があります。第37期(2026年・大阪府高槻市)の案内では、試験内容は「筆記試験、小論文、茶藝実技(茶壷または蓋碗)」で、時間は9時〜16時と案内されていました。第39期の案内には試験内容の記載がないため、受ける回の案内で確かめてください。
問題数・配点・合格基準(何点で合格か)は、公式情報では確認できませんでした。



2日間の研修を受ければ、試験がなくても初級インストラクターになれますか?



なれない。研修とは別に認定試験を申し込み、合格してはじめて認定申請ができる。



落ちたら、研修の受講料が全部むだになってしまうんですか?それは怖いなあ。



研修をすべて受けていれば、認定アドバイザーを申請できると協会は案内している。
日程・会場・申込み方法
第39期(2027年)の日程(参考)は次のとおりです。
| 研修 | 2027年3月6日(土)・ 7日(日)の2日間 |
|---|---|
| 試験 | 2027年4月24日(土) 9:30〜 |
| 会場 | かながわ労働プラザ (Lプラザ) 横浜市中区寿町1-4 (研修・試験とも) |
2026年は、第36期(研修4月18日・19日、試験5月23日、横浜市のかながわ労働プラザ)と、第37期(研修7月4日・5日、試験8月8日、大阪府の高槻市立生涯学習センター)が開かれました(協会サイトの保存版で確認)。会場は回によって違います。年に何回開くかは公表されていないので、最新の日程は協会サイトのお知らせで確かめましょう。
申込みは、協会サイトの「お問い合わせ」フォームか、メールで行います(名前・住所・電話番号・メールアドレス・受講動機などを書いて送る)。申込みの締切や定員は、案内に書かれていません。
費用(受講料・受験料・認定料)
| 研修 | 受講料 40,000円 (第39期・税込) |
|---|---|
| 試験 | 認定試験受験料 10,000円(税込) |
| 認定 | 合格後の認定料 10,000円 (すでに協会会員なら免除) |
研修の受講料は、2027年開催分から40,000円に変わりました。2026年の第36期・第37期は30,000円(税込)でした。振込手数料は自分で負担します。
認定には協会の会員であることが条件で、会員でない人は認定申請と同時に入会します。初級の認定では、入会金と初年度の年会費が無料で「正会員第二種」に入会します。正会員第二種の年会費は6,000円です(協会の「会員について」)。
合格率と難易度
合格率・受験者数・合格基準は公表されていません。協会は合格発表のときに、合格者の名前を都道府県別に協会サイトへ載せています。載っている合格者は、第36期(2026年5月26日発表)が9名、第37期(2026年8月12日発表)が10名でした(協会の掲載を当サイトが数えたもの。第37期は名前9名と「他1名」)。受験者数が分からないので、合格率は計算できません。
試験に合格しなかった人でも、研修をすべて受けていれば「認定アドバイザー」の資格を申請できます。研修の受け直しや試験の再受験は、事務局に問い合わせる形です。
勉強方法
協会の指定研修テキストは「よくわかる中国茶の本」です。研修で使うそのほかの資料や茶道具は、協会が用意します。第37期の案内では、認定試験に茶藝の実技(茶壷または蓋碗)もありました。研修2日目の実技(グラス・蓋碗・茶壺)の内容とあわせて確かめておきましょう。
勉強時間の目安や過去問の公開は、公式情報では確認できませんでした。
よくある質問
Q. 研修を受けずに、試験だけ受けられますか?
A. 初級の受験資格は「協会の認定講習を受講した人、または同程度の実力があると協会が判断した人」です。研修を受けずに受験したい人は、事務局に相談してください。
Q. いきなり上級から受けられますか?
A. 上級の受験資格は「中国茶に携わる実務経験3年以上、または同程度の実力があると判断された人」です。初級の合格は受験資格に書かれていませんが、上級の説明には「初級課程を十分にマスターし」とあるので、事務局に確かめてください。
Q. 研修を申し込めば、試験も一緒に申し込んだことになりますか?
A. なりません。認定試験は、研修とは別に申し込みます(第37期では、受講料と受験料を同時に振り込むこともできると案内されていました)。
Q. 合格発表はどうやって分かりますか?
A. 協会サイトのお知らせに、合格者の名前が都道府県別に載ります。合格したら、認定申請書・顔写真・認定料の振込み証明・入会申込書を事務局へ郵送します。
Q. 資格に有効期限や更新はありますか?
A. 公式情報では確認できませんでした。認定には協会会員であることが条件なので、詳しくは事務局に確かめてください。
公式情報
この記事は、一般社団法人日本中国茶普及協会とは関係なく独自にまとめたものです。日程・費用・申込方法は、必ず協会の公式サイトで確認してください。
まとめ
- 一般社団法人日本中国茶普及協会が認定する民間資格。初級・上級・高級の3段階
- 初級は研修(2日間)+別申込みの認定試験。合格後に認定申請と協会への入会
- 費用は第39期で受講料40,000円+受験料10,000円、合格後に認定料10,000円(会員は免除)
- 第39期は研修2027年3月6日・7日、試験4月24日(横浜市)。最新の日程は協会サイトで確認する
- 合格率・合格基準は公表なし



第39期の初級なら研修と試験で5万円、合格後に認定料1万円がかかるんですね。



そうだ。すでに協会の会員なら認定料は免除だ。日程は協会サイトで確かめよう。



日本茶やお酒の資格もあるんですよね?飲み物の資格をほかにも調べてみたいです。



日本茶インストラクターと利き酒師の記事、資格の一覧があるから読んでみてくれ。
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