新人 けんた先輩、カクテルの資格に興味があります。HBAカクテルアドバイザーって何ですか?



日本ホテルバーメンズ協会の資格だ。一般の人向けの通信講座で、自宅で受験する。



自宅で取れるんですね。じゃあ、いずれバーテンダーの資格も取れますか?



HBAのバーテンダー資格は会員向けで、条件も別だ。協会の案内で整理しよう。
HBAカクテルアドバイザーの取り方・費用・日程と、ビバレッジアドバイザーなど日本ホテルバーメンズ協会(HBA)のほかの資格を、協会のページ(一次情報)だけで整理します。
この記事の要点
- HBAカクテルアドバイザーは、20歳以上の一般の人向けの通信講座。教本とDVDで学び、試験も自宅で受ける(実技試験なし)。HBA会員は受講できない
- 受講・認定料は36,000円(税込)。申込みは年4期で、例えば10〜12月に申し込むと合否通知は3月10日頃
- HBAの資格は5つ。ビバレッジアドバイザー(筆記試験)は非会員も受験でき、バーテンダー・シニア・マスターは会員だけ
- カクテルアドバイザーの合格率は公表なし。ビバレッジアドバイザーも、協会のページにある合格率は平成27年度(第29回)まで
※2026年10月3日時点の日本ホテルバーメンズ協会のページにもとづきます。
HBAカクテルアドバイザーとは?
一般社団法人日本ホテルバーメンズ協会(HBA)が設ける認定資格のひとつです。HBAは、全国のホテルのバーテンダーを中心とした団体で、カクテルを中心とした飲料文化の発展・育成に取り組んでいます。法律にもとづく国家資格ではなく、協会が独自に認定する民間資格です。
協会は、カクテルの知識を高め、その楽しさを多くの人に知ってもらうための資格と説明しています。向いている人として、カクテルを生活に取り入れたい人や、仕事のスキルアップを目指す人を挙げています。
HBAの資格は5つ(一般向けと会員向け)
協会の「認定試験一覧・概要」には、次の5つが載っています。
- カクテルアドバイザー:一般の人(非会員)向け。通信講座
- ビバレッジアドバイザー:会員・非会員とも受験できる。筆記試験
- バーテンダー:会員のみ。実技試験とレシピ筆記
- シニアバーテンダー:会員のみ。筆記試験
- マスターバーテンダー:会員のみ。支部長の推薦・筆記・論文(レポート)・面接
カクテルアドバイザーは、ほかの4つとは別の入口です。バーテンダーから上の資格を受けるには、HBAの会員になり、ビバレッジアドバイザーから順に取る必要があります(詳しくは後半で紹介します)。
バーテンダー呼称技能認定とは別の資格
名前が似ている「バーテンダー呼称技能認定」は、別の団体である日本バーテンダー協会(N.B.A.)の資格です。HBAの資格とは、実施団体も受験の条件も違います。
HBAカクテルアドバイザーの基本情報
| 名称 | HBAカクテル アドバイザー |
|---|---|
| 資格区分 | 民間資格 (協会の認定) |
| 認定団体 | 一般社団法人 日本ホテル バーメンズ協会 |
| 受講資格 | 20歳以上の一般の人 (HBA会員は不可) |
| 取得方法 | 通信講座 →自宅で試験 (実技試験なし) |
| 申込期間 | 年4期 (4〜6月・7〜9月 10〜12月・1〜3月) |
| 費用 | 36,000円(税込) (受講と認定) |
| 合格率 | 公表なし |
| 公式情報 | HBAカクテル アドバイザー (日本ホテル バーメンズ協会) |
通信講座の内容と取り方
申込みのあと、協会から教材が届きます。教材は次のとおりです。
- HBAカクテルアドバイザー資格認定教本(もしも私にシェーカーが振れたなら)
- 実技指導DVD(カクテルを作ろう)
- 資料・添削問題
教本・資料・DVDで学んで、添削問題を提出します。添削問題を出した人(講座の修了者)に試験問題が送られ、自宅で解いて提出します。実技試験はありません。合格すると、合格証と認定カードが送られてきます。


試験の問題数・形式・合格基準は、協会のページに書かれていません。
申込みの方法
協会のページにある申込用紙(PDF)に記入し、受講料を協会の口座に振り込みます。振込控えを申込用紙に貼り、FAXか郵送で協会に送ります。控えが貼られていない申込みは受け付けられません。先に資料を取り寄せたい人は、協会のページの資料請求フォームから請求できます。



家で勉強して、試験まで家で受けられる。これなら仕事しながらでも続けられそう!



ただし、添削問題を出さないと試験問題は届かない。提出の締め切りも期ごとにある。



実技試験はないんですね。それなら、DVDは見なくても大丈夫ですか?



試験に実技はないが、教材にDVDが入っている。作り方も一緒に学ぶつもりで見ろ。
日程(年4期)と費用
協会のページの受講スケジュールでは、申込受付が年4期に分かれています。申し込んだ期によって、提出の締め切りと合否通知の時期が決まります。
| 1期 | 申込 4月〜6月 添削問題 7月末 試験問題 8月末 合否通知 9月10日頃 認定カード 9月20日頃 |
|---|---|
| 2期 | 申込 7月〜9月 添削問題 10月末 試験問題 11月末 合否通知 12月10日頃 認定カード 12月20日頃 |
| 3期 | 申込 10月〜12月 添削問題 1月末 試験問題 2月末 合否通知 3月10日頃 認定カード 3月20日頃 |
| 4期 | 申込 1月〜3月 添削問題 4月末 試験問題 5月末 合否通知 6月10日頃 認定カード 6月20日頃 |
「添削問題」「試験問題」は提出の締め切りです。日付は協会のページの受講スケジュールによります(年度の表記はありません)。申し込む前に、協会のページで最新のスケジュールを確認してください。
費用は36,000円(税込)
受講・受験(認定)料は36,000円(税込)です。申込書と入金が確認されると、教材(テキスト・資料・DVD・添削問題)が送られてきます。振込手数料は申込者の負担です。
ビバレッジアドバイザーなど、ほかのHBA資格
カクテルアドバイザーのほかの4つは、決められた順に受ける資格です。上の資格を受けるには、すぐ下の資格を持っていることが条件になっています。


ビバレッジアドバイザー(非会員も受験できる)
- 対象:試験当日20歳以上。会員・非会員とも受験できます。第39回の案内と申込用紙では実務経験がなくても受験できるとしていますが、協会の「認定試験一覧・概要」には「飲料関係者、HBAバーテンダー資格取得を目指している方(必須)」とあります。自分が受けられるか迷う人は、申し込む前に協会の事務局に確かめてください。HBAのバーテンダー資格を目指す人は必ず取る資格です
- 試験:料飲知識全般に対する筆記試験。年1回、1月に行われます
- 受験料:会員25,000円、非会員35,000円(第39回)
- 会場:札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡・沖縄の7会場(第39回)。申込みがない会場では実施しません
- 第39回の日程(参考):試験は令和8年(2026年)1月22日、申込締切は1月7日必着でした
試験日は、第35回から第39回まで毎年1月18日〜24日の間でした。最新の日程は協会のページで確かめましょう。申込みは、受験料を振り込み、振込控えを貼った申込書を郵送かFAXで送る方法です。
試験対策の講習会(ビバレッジハンドラー技能講習会)
協会は、ビバレッジアドバイザー試験の対策にもなる「ビバレッジハンドラー技能講習会」を開いています。HBA会員でない人も受講できます。令和8年度(第40回)の内容(参考)は次のとおりです。
- 日程:東京 2026年12月2日・3日、大阪 12月9日・10日(各2日間)
- 受講料:会員20,000円、非会員25,000円、専門学生15,000円(昼食・教材・修了証つき)
- 申込締切:2026年11月9日(必着)。各会場とも先着順で、定員になりしだい締め切ります
- 講義の内容:バーテンダーの基礎技術、ノンアルコールドリンクのトレンド、酒類総論(蒸留酒・混成酒・ワイン・ビール・清酒・本格焼酎など)、日本のマナーとしきたりなど
バーテンダー・シニア・マスター(会員のみ)
- HBAバーテンダー:会員で、ビバレッジアドバイザーを持ち、バーテンダーの実務経験があって今もバー(レストランも可)に勤めている人。実技試験とレシピ筆記。会員15,000円。第39回は2026年3月10日(申込締切2月20日必着)
- HBAシニアバーテンダー:会員で、HBAバーテンダー(またはジュニア)を持ち、28歳以上・飲料業務の経験10年以上で、今も勤めている人。筆記試験。会員25,000円。年1回1月
- HBAマスターバーテンダー:会員で、シニアバーテンダーを持ち、40歳以上で飲料業界に勤め、支部長の推薦を受けた人。筆記試験(1月)・レポート・面接(3月・東京)。会員25,000円
非会員はこの3つを受験できません。マスターバーテンダーは、支部長から本部へ推薦文が出された人に、本部から連絡が来る仕組みです。
HBAの会員になるには
協会の入会資格は、20歳以上で飲料業務の経験が3年以上ある人です。3年に満たなくても、バー・レストランなどに勤めていて、協会の技能講習会を受けた人や技能認定試験に合格した人は、正会員の対象に含まれます。入会申込書には現会員2名の推薦が必要で、所属する支部の支部長に提出します。入会金と年会費の合計は28,000円です。
難易度・合格率
カクテルアドバイザーの合格率・合格基準は、協会のページで公表されていません。
ビバレッジアドバイザーは、協会の「合否推移」のページに表がありますが、載っているのは第27〜29回(平成25〜27年度)の数字だけです。参考までに、第29回(平成27年度)は受験者184人・合格者104人で合格率56.5%でした(協会発表)。それより後の回の合格率は、協会のページに載っていません。
勉強方法
- カクテルアドバイザー:送られてくる教本・資料・DVDで学び、添削問題に取り組みます。試験問題は添削問題を出したあとに届くので、期ごとの締め切りに合わせて進めましょう
- ビバレッジアドバイザー:協会のサイトの「過去問模範解答」のページに、過去の回の模範解答(PDF。2026年10月に確認したときは第39回まで)が載っています。対策講習会(ビバレッジハンドラー技能講習会)もあります
カクテルのもとになるお酒の種類(醸造酒・蒸留酒・混成酒)を先に整理しておくと、教本も読みやすくなります。


よくある質問
Q. 20歳未満でも受講できますか?
A. できません。協会は、カクテルアドバイザーもビバレッジアドバイザーも「20歳以上」を条件にしています。なお、20歳未満の人の飲酒は法律で禁じられています(二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律 第1条第1項)。
Q. HBAの会員でもカクテルアドバイザーを受講できますか?
A. できません。協会のページに「HBA会員は受講できません」とあります。会員が受けられるのは、ビバレッジアドバイザーなどの試験です。
Q. カクテルアドバイザーに合格すると、HBAバーテンダーを受けられますか?
A. HBAバーテンダーの受験資格は、会員であること・ビバレッジアドバイザーを持っていること・バーでの実務経験などです。カクテルアドバイザーは条件に入っていません。
Q. 試験会場に行く必要はありますか?
A. カクテルアドバイザーは試験も自宅で受けます。ビバレッジアドバイザーは、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡・沖縄の会場で受けます(第39回)。
Q. 資格に有効期限や更新はありますか?
A. 協会のページに、有効期限や更新の案内は見当たりません。気になる人は協会の事務局に確認してください。
公式情報
- 認定試験一覧・概要(日本ホテルバーメンズ協会)
- HBAカクテルアドバイザー資格認定のご案内(日本ホテルバーメンズ協会)
- 級別認定試験のご案内(日本ホテルバーメンズ協会)
- ビバレッジハンドラー技能講習会(日本ホテルバーメンズ協会)
- 認定試験合格者・合否推移(日本ホテルバーメンズ協会)
- 過去問模範解答(日本ホテルバーメンズ協会)
- 新入会員の募集について(日本ホテルバーメンズ協会)
- 二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律(e-Gov法令検索)
この記事は、日本ホテルバーメンズ協会とは関係なく独自にまとめたものです。日程・料金・受験資格は、必ず協会のページで確認してください。
まとめ
- HBAカクテルアドバイザーは、20歳以上の一般の人向けの通信講座。試験も自宅で受け、実技試験はない
- 受講・認定料は36,000円(税込)。申込みは年4期で、期ごとに提出の締め切りと合否通知の時期が決まっている
- ビバレッジアドバイザーは非会員も受験できる筆記試験(例年1月)。バーテンダー・シニア・マスターは会員だけ
- 合格率は、カクテルアドバイザーは公表なし。ビバレッジアドバイザーも、協会のページにあるのは平成27年度(第29回)まで



まずはカクテルアドバイザーで、カクテルの基礎を家で学んでみようと思います。



いいな。申し込んだ期で締め切りが決まる。スケジュールを先に確かめておけよ。



カクテルのもとになるお酒の種類や、ほかの資格のことも知っておきたいです。



資格の一覧、お酒の種類、利き酒師の記事がある。続けて読んで視野を広げてくれ。
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