新人 けんた先輩、ビールに詳しくなりたくて「ビア検」が気になってます。どんな検定ですか?



日本ビール文化研究会がやっている民間の検定だ。3級・2級・1級の3つがあるぞ。



店でビールを出すときに役立ちそうです。いきなり2級から受けてもいいんですか?



2級は3級に受かっていなくても受けられる。研究会の公式情報で整理していこう。
ビア検(日本ビール検定)の級の違い・受検資格・試験の形式・日程・受検料・合格率・公式テキストを、主催する日本ビール文化研究会の公式サイトとニュースの発表(一次情報)だけで整理します。
この記事の要点
- 20歳以上なら誰でも受けられる。2級は3級に受かっていなくても受検でき、1級だけは2級合格者に限られる
- 全級CBT方式(テストセンターのパソコンで60分)。3級・2級は4択100問で、合格基準は3級60点・2級70点・1級80点
- 2026年は3級・2級が9月1日~10月31日、1級が10月18日。受検料は3級4,800円・2級5,800円・1級7,800円(税込)
- 合格率(2025年・研究会の結果表)は3級90.2%・2級42.1%・1級12.2%。2級から合格率が大きく下がる
※2026年10月3日時点の公式情報にもとづきます。
ビア検(日本ビール検定)とは?
一般社団法人 日本ビール文化研究会が2012年から行っている、ビールの知識を問う民間検定です。国家資格ではありません。ビールの歴史・製法・原料・種類から、おいしく飲むための方法まで、幅広く出題されます。
以前は「日本ビール検定(愛称:びあけん)」と呼ばれていましたが、研究会は2024年から「ビア検(日本ビール検定)」を正式な呼び方にしています。
3級・2級・1級の違い
- 3級:ビール初級者向け。4択100問・合格基準60点
- 2級:中級者以上。研究会は、酒類を扱う仕事の人やビール愛好家向けとしている。4択100問・合格基準70点
- 1級:いちばん上の級。4択40問・記述20問・論述1問で、合格基準80点。2級合格者だけが受けられる
3級と2級は、同じ回にまとめて受ける「併願」ができます。2級と1級の併願はありません。
受検までの流れ
申込みは公式サイトのマイページから行い、試験の予約と支払いはCBTS(外部サイト)で行います。当日は予約したテストセンターのパソコンで受検します。


どんな人に向いている?
研究会は、ビアバーのメニューがよく分からない初心者、クラフトビールが好きな愛好家、ビールの販売・提供に携わる人やブルワリーの開業を目指す人に勧めています。飲食店でビールを出す人が、原料やビアスタイルの知識を整理するのにも向いています。
資格の基本情報
| 名称 | ビア検 (日本ビール検定) 3級・2級・1級 |
|---|---|
| 資格区分 | 民間検定 |
| 主催団体 | 一般社団法人 日本ビール文化研究会 |
| 受験資格 | 満20歳以上 (2026年は8月31日 時点) 1級は2級合格者 |
| 試験日程 | 2026年(第16回) 3級・2級: 9月1日~10月31日 1級:10月18日 |
| 申込期間 | 2026年 3級・2級: 7月1日~10月28日 1級:7月1日~ 9月30日 |
| 受験料 | 税込・2026年 3級 4,800円 2級 5,800円 1級 7,800円 3級・2級併願 9,300円 |
| 試験方式 | CBT(テスト センターで受検) 各級60分 |
| 合格基準 | 3級 60点 2級 70点 1級 80点 (100点満点) |
| 合格率 | 研究会の結果表 (2025年) 3級 90.2% 2級 42.1% 1級 12.2% |
| 公式教材 | 知って広がる ビールの世界 (2026-2027年版) |
| 公式情報 | 受検案内 (日本ビール 文化研究会) |
受検資格
- 年齢:2026年8月31日の時点で満20歳以上
- 3級・2級:年齢のほかに条件はない。2級は3級に合格していなくても受けられる
- 1級:申込みのときに2級に合格していること。2026年は、2026年9月29日までに2級に合格していることが条件
2級の認定番号は、合格日の翌日にマイページに表示されます。また、同じ回に同じ級を2回以上受けることはできず、研究会は不正とみなして失格にすると案内しています。



同じ年に2級に受かれば、その年の1級もすぐ受けられるってことですよね!



2026年は9月29日までの2級合格が条件で、1級の申込みも9月30日で締切だ。



1級の締切は、2級より1か月早いんですね。年齢の条件はどう数えるんですか?



2026年は8月31日の時点で満20歳以上だ。誕生日が近い人は確かめておけ。
試験の内容と合格基準
- 3級:選択式(4択)100問・60分。合格基準60点以上
- 2級:選択式(4択)100問・60分。合格基準70点以上
- 1級:選択式(4択)40問・記述式20問・論述1問・60分。合格基準80点以上
どの級も100点満点です。3級・2級を併願すると、2つの級を続けて受けるので120分になります。どの級でも100点満点を取った人には「ビール1年分」が贈られ、複数いる場合は山分けです。
3級・2級のジャンル別出題数
3級・2級は受検者ごとに問題が違いますが、ジャンルごとの問題数は同じ級なら全員同じです。研究会が2024年8月に公表した内訳は次のとおりです。
- 基本・原料:3級15問/2級16問
- 製造・ビアスタイル:3級20問/2級20問
- 歴史:3級20問/2級20問
- 文化・飲み方(適正飲酒を含む):3級35問/2級30問
- 雑学(商品知識やニュースなど):3級10問/2級14問


公式テキストを改訂した2026年も同じ内訳かどうかは、公式情報で確認できませんでした。1級のジャンル別の問題数は公表されていません。
出題範囲:公式テキスト+「雑学」
どの級も、公式テキスト『知って広がるビールの世界 第2版 日本ビール検定公式テキスト 2026-2027年版』からの出題が中心です。ただしテキストにない内容も一部出ます。ビールの話題や新商品などの「雑学」で、上の級ほどその割合が高くなります。研究会は、ビールのニュースや売り場、ビールメーカーのサイトやニュースリリースにも目を向けるよう勧めています。



3級は60点、2級は70点で合格ですね。テキストを覚えれば満点も狙えそうです。



テキストにない雑学も出る。2024年の発表では、2級100問のうち14問が雑学だ。



ニュースや新商品もチェックしないと……。1級はどんな問題が出るんですか?



4択のほかに記述20問と論述1問がある。合格点も80点で、ぐっと高くなるな。
試験日・申込期間
2023年以降は、毎年秋に1回行われています。3級・2級は約2か月の試験期間のなかから、自分で会場と日時を選んで受けます。1級は1日だけで、全員が同じ日・同じ時刻に受ける一斉試験です。
2026年(第16回)の日程(参考)
| 3級・2級 (併願も) | 申込:7月1日10時~ 10月28日23時59分 試験:9月1日~ 10月31日 発表:試験の その場で判定 |
|---|---|
| 1級 | 申込:7月1日10時~ 9月30日23時59分 試験:10月18日 15時開始 発表:11月下旬 |
研究会の受検案内(2026年10月3日確認)によります。最新の日程は公式サイトで確かめましょう。3級・2級は、試験が終わるとその場で合否と得点が書かれたスコアレポートが渡されます。1級の結果は、マイページの「結果サマリー」に載ります。
申込みの方法
- 公式サイトで新規受検者登録をして、アカウントを作る(過去に受けた人も、CBTで受けるのが初めてなら新しく登録)
- マイページにログインし、受ける級・受検地・支払い方法を選んで申し込む
- 内容を確かめて送信する(予約完了のメールに試験の日時・会場が書かれる)
- 当日は本人確認書類を持って、予約したテストセンターで受ける
支払いは、クレジットカード・コンビニ・Pay-easy(ペイジー)・受検チケットが使えます。予約の変更やキャンセルはマイページからできますが、予約日の3日前を過ぎるとキャンセルできません。確定した予約をキャンセルすると、キャンセル手数料がかかります。
試験当日の注意
受検票は届きません。本人確認書類を忘れずに持って行きましょう。試験中は、会場が用意したメモ用紙が使えます。パソコンは、簡単な入力とマウス操作ができれば問題ないと研究会は案内しています。遅れると受検できないことがあるので、時間に余裕を持って会場へ向かいましょう。
会場はどこ?
全国のテストセンターから選びます。2024年の実施概要では「全国47都道府県・約360会場」とされていました。受検日によって選べる会場が違います。2026年の会場数は、公式情報で確認できませんでした。
次の回の日程
2026年は、4月に実施概要が発表され、7月1日に申込みが始まりました。次の回の情報は、公式サイトのニュースで確認してください。
受験料(受検料)
| 3級 | 4,800円 |
|---|---|
| 2級 | 5,800円 |
| 1級 | 7,800円 |
| 3級・2級 併願 | 9,300円 |
いずれも税込で、2026年(第16回)の受検案内によります。3級と2級を別々に申し込むと、併願の割引価格にはなりません。前年度の1級で70点以上を取った人は、同じアカウントから申し込むと1級を6,000円(1級高得点者スペシャル割)で受けられます。
合格率と難易度
研究会は、前の年の秋の結果(受検者数・合格者数・合格率・平均点など)を、翌年1月ごろにニュースで発表しています。2023〜2025年の3回は次のとおりです(合格率=合格者÷受検者)。
| 3級 2025年 (第15回) | 90.2% 受検者 1,237人 合格者 1,116人 |
|---|---|
| 3級 2024年 (第14回) | 92.1% 受検者 1,389人 合格者 1,279人 |
| 3級 2023年 (第13回) | 88.4% 受検者 1,133人 合格者 1,002人 |
| 2級 2025年 (第15回) | 42.1% 受検者 1,145人 合格者 482人 |
| 2級 2024年 (第14回) | 42.1% 受検者 1,281人 合格者 539人 |
| 2級 2023年 (第13回) | 42.8% 受検者 1,007人 合格者 431人 |
| 1級 2025年 (第15回) | 12.2% 受検者 147人 合格者 18人※ |
| 1級 2024年 (第14回) | 11.5% 受検者 157人 合格者 18人 |
| 1級 2023年 (第13回) | 4.2% 受検者 166人 合格者 7人 |


出典は、日本ビール文化研究会のニュースに載った結果表(2024年1月・2025年1月・2026年1月の発表。2026年10月3日確認)です。※2025年の1級は、2025年12月の「1級合格者発表」のページでは合格者15名とされていて、結果表の18人と合いません。15名で計算すると約10.2%(15÷147)になります。どちらが正しいかは、公式情報で確認できませんでした。
難易度はどのくらい?
2023〜2025年の3回の合格率は、3級が約9割、2級が4割強、1級が1割前後かそれ以下です。2級は合格基準が3級より10点高く、雑学の問題も4問多くなっています(2024年8月の発表)。研究会も、3級は公式テキストをしっかり学べば合格レベルに届く一方、2級・1級はより深い理解とくり返しの学習が必要だと説明しています。平均点(2025年)は3級78.5点・2級66.2点・1級61.8点で、2級と1級は平均点が合格基準を下回っています。
勉強時間の目安は、公式情報では示されていません。
勉強方法と過去問
公式テキスト・問題集
- 公式テキスト:『知って広がるビールの世界 第2版 日本ビール検定公式テキスト 2026-2027年版』(翔泳社・2026年4月15日発売・1,980円税込)。全級共通の1冊で、紙と電子書籍がある
- 一問一答公式問題集 2026-2027年版:公式テキストに沿った250問・解説つき。デジタルブックのみで1,500円(税込)
- 公式問題集 2025年度版:3級・2級は2024年に出た問題から100問ずつ(各1,000円)、1級は2023年・2024年の全問題(2,000円)。いずれもデジタルブック(税込)
問題集はビア検の公式サイトで、マイページにログインして買います。研究会は、公式問題集の2026年版は発行しないと案内しています(2026年10月確認)。公式テキストは2026年4月に2年ぶりに改訂されたので、古い版で勉強している人は新しい版を確かめましょう。
独学で合格できる?
研究会の案内する受検の流れ(登録・申込み・受検・結果)に講習はなく、公式テキストと問題集で自分で勉強して受ける形です。3級は公式テキストが中心です。2級・1級は、テキストをくり返し読むことに加えて、テキストにない「雑学」の対策として、ビールのニュースや新商品の情報にも日ごろから触れておきましょう。
過去問はどこで手に入る?
過去に出た問題は、上の「公式問題集」(デジタルブック)で解けます。公式サイトの模擬問題のページでは、3級・2級・1級の問題を無料で試せます。なお研究会は、過去の試験問題をブログやSNSに載せることを禁じています。
合格したら:合格認定証
合格するとカード型の合格認定証がもらえます。受検した月の翌月末に発送されます。研究会は、名刺に書くときは「ビア検(日本ビール検定)○級」の表記を勧めています。
ほかに、合格者向けの名刺・バッジを有料で注文できます(2026年は9月1日~12月15日の受付)。合格に有効期限や更新があるかは、公式情報で確認できませんでした。
よくある質問
Q. 3級を飛ばして2級から受けられますか?
A. 受けられます。2級は3級に合格していなくても受検でき、3級と2級を同じ回に併願することもできます。
Q. 1級は誰でも受けられますか?
A. 受けられません。申込みの時点で2級に合格している人だけです(2026年は9月29日までの合格が条件)。
Q. 何歳から受けられますか?
A. 満20歳以上です。2026年は、8月31日の時点で満20歳以上であることが条件でした。
Q. 自宅のパソコンで受けられますか?
A. 公式の案内では、予約したテストセンターの会場で受ける方式です。当日は本人確認書類が必要です。
Q. 結果はいつ分かりますか?
A. 3級・2級は試験が終わったその場で分かります。1級は、2026年は11月下旬にマイページの「結果サマリー」に載ります。
Q. テイスティングの試験はありますか?
A. 2024年の実施概要では、テイスティングなどの実技試験はないとされていました。出題はパソコンで答える筆記の問題です。
Q. 合格率はどのくらいですか?
A. 2025年は3級90.2%・2級42.1%・1級12.2%でした(日本ビール文化研究会の結果表)。1級は、合格者発表のページの人数(15名)で計算すると約10.2%です。
Q. 公式テキストは何を買えばいいですか?
A. 『知って広がるビールの世界 第2版 日本ビール検定公式テキスト 2026-2027年版』です。3級から1級まで共通です。
公式情報
- 受検案内(ビア検 公式サイト)
- ビア検とは?(ビア検 公式サイト)
- よくある質問(ビア検 公式サイト)
- 公式テキスト・問題集・合格者特典(ビア検 公式サイト)
- 「ビア検」、2026年で15年目へ(2025年の結果。日本ビール文化研究会)
- 「ビア検」累計受検者数4万人突破!(2024年の結果。日本ビール文化研究会)
- 2024年、新「ビア検」をスタート!(2023年の結果。日本ビール文化研究会)
- スコアレポートの5つのジャンルと出題数について(日本ビール文化研究会)
この記事は、日本ビール文化研究会とは関係なく独自にまとめたものです。日程・受検料・申込方法は、必ず公式サイトで確認してください。
まとめ
- ビア検は日本ビール文化研究会の民間検定で、3級・2級・1級がある
- 20歳以上なら3級・2級は誰でも受けられ、2級からでもよい。1級は2級合格者だけ
- 全級CBTで60分。合格基準は3級60点・2級70点・1級80点
- 2026年は3級・2級が9月1日~10月31日(申込は10月28日まで)、1級が10月18日
- 合格率(2025年)は3級90.2%・2級42.1%・1級12.2%。公式テキストに加え、雑学の対策も要る



3級は約9割が合格なんですね。まずは3級と2級の併願から挑戦してみようかな。



2級の合格率は4割強だ。公式テキストをくり返し読んで、雑学の準備もしておけ。



ビール以外のお酒のことや、ほかの資格のことも、あわせて知っておきたいです。



資格の一覧やお酒の種類、利き酒師の記事があるから、続けて読んでみてくれ。
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