新人 けんた先輩、ホールの接客を勉強したくて。接客サービスマナー検定は誰でも受けられますか?



受けられる。受検資格に制限はない。3級から1級まで、4つの級がある民間の検定だ。



サービス接遇検定と同じものですよね?名前がそっくりで、どっちを受けるか迷ってて。



いや、別の団体の別の検定だ。ここでは接客サービスマナー検定を整理しよう。
接客サービスマナー検定の級と試験の形式・受検資格・日程・受検料・合格の目安を、実施団体(NPO法人日本サービスマナー協会)の公式情報(一次情報)だけで整理します。
この記事の要点
- NPO法人日本サービスマナー協会が行う、接客・ビジネスマナーの民間検定。受検資格はなく、誰でも受けられる
- 級は3級・2級・準1級・1級。3級・2級は筆記だけ、準1級・1級は筆記に受かると面接・実技の二次試験がある
- 試験は年4回(2月・5月・8月・11月)。全国14都市の会場か、パソコンを使ったオンライン(自宅など)で受ける
- 受検料は3級5,000円〜1級12,000円(税込)。合格率は公表されていない。名前の似た「サービス接遇検定」とは別の検定
※2026年10月3日時点の公式情報にもとづきます。
接客サービスマナー検定とは?
特定非営利活動法人(NPO法人)日本サービスマナー協会が行う、接客サービスの能力を判定する検定です。国家資格ではなく、民間の検定です。協会は、立ち居振る舞いや接客の基本、ビジネスマナーなどの知識・技能を身につけ、お客様に好印象を持ってもらえる人材を育てることを大きな目的にしています。
協会は、仕事を探している人(求職者)と、いま働いている人(就業者)の両方に向けて、この検定を行うとしています。
受検するまでの流れ
- 受ける級と、会場かオンラインかを選んで申し込む(インターネット・郵便・FAX)
- 申し込んだ日から3日以内に受検料を払う
- 試験の日に筆記試験を受ける
- 試験日から約3週間後に、結果が郵送で届く
- 準1級・1級は、筆記に受かった人だけが後日、二次試験(面接・実技)を受ける


サービス接遇検定との違い
名前の似た「サービス接遇検定」は、公益財団法人 実務技能検定協会が行う検定です。接客サービスマナー検定(NPO法人日本サービスマナー協会)とは、実施する団体も試験も別です。申し込むときは、団体名をよく確かめてください。
接客サービスマナー検定の基本情報
| 名称 | 接客サービスマナー検定 |
|---|---|
| 資格区分 | 民間検定 |
| 実施団体 | NPO法人 日本サービスマナー協会 |
| 受検資格 | 制限なし (誰でも受検できる) |
| 級 | 3級・2級 準1級・1級 |
| 試験形式 | 3級・2級:筆記 準1級・1級:筆記 +面接・実技 |
| 受け方 | 公開会場(14都市) オンライン(自宅など) 団体受検(5名以上) |
| 試験日程 | 年4回 (2月・5月・8月・11月) |
| 受検料 | 3級 5,000円 2級 7,000円 準1級 9,000円 1級 12,000円 (税込) |
| 合格基準 | 筆記は100点満点で 級ごとに目安あり (下で説明) |
| 合格率 | 公表なし |
| 公式情報 | 接客サービスマナー検定 (日本サービスマナー協会) |
試験の内容と合格の目安
級ごとの試験とレベル
| 級 | 試験 |
|---|---|
| 3級 | 筆記(50問・60分) |
| 2級 | 筆記(54問・60分) |
| 準1級 | 筆記(65問・80分) +二次(グループ面接 ・シチュエーション実技) |
| 1級 | 筆記(準1級と同じ問題) +二次(個人面接 ・ロールプレイング実技) |
協会の説明では、3級は高校で学ぶ程度の基礎的なサービスマナーを問うレベルです。2級は、エアラインやホテルなど質の高い接客が求められる分野での基本、準1級は知識だけでなく行動できるレベル、1級は経営の立場からも考えられる接客のプロのレベルとされています。
1級の筆記は準1級と同じ問題で、合格ラインだけが違います。そのため、準1級と1級は1回の筆記で両方を受ける(ダブル受検)ことができます。また、3級・2級・準1級は試験時間が重ならないので、同じ日に2つ・3つの級を受けることもできます。
出題される分野
協会は、問題の構成として次の6つを示しています。分野ごとの問題数や配点は公表されていません。
- 基礎問題(敬語・席順・電話の応対など)
- ビジネスマナー
- 漢字の読み書き
- 外国人のお客様への対応
- シチュエーション問題
- サービス全般
協会のサイトには、3級・2級・1級の例題が答えつきで載っています。○×、選択、言葉遣いを正しく直す記述、英語の接客表現などの形です。
合格の目安
協会は、次の点数を「合格の目安」として公表しています。難易度によって変わることがある、とされています。
| 級 | 合格の目安 |
|---|---|
| 3級 | 筆記:100点満点中 70点前後 |
| 2級 | 筆記:100点満点中 60~65点 |
| 準1級 | 筆記:100点満点中 60~65点 二次:合計60%以上 |
| 1級 | 筆記:100点満点中 75点前後 二次:合計60%以上 |
二次の評価は、準1級がグループ面接(相対評価)とシチュエーション実技(絶対評価)の合計、1級が個人面接とロールプレイング実技の合計です。



1級まで、筆記だけで取れるんですよね?面接はちょっと苦手なので助かります!



いや、筆記だけなのは3級と2級だ。準1級と1級は筆記に受かると面接・実技がある。



合格点は決まっているんですか?何点取れば受かるのか、先に知っておきたいです。



協会が目安を出している。3級は70点前後だ。ただ難易度で変わることもあるそうだ。
日程・会場・受検料
試験日と申込期間(第74回〜第76回・参考)
| 回 | 試験日・申込期間 |
|---|---|
| 第74回 | 試験日:2026年11月1日(日) 申込:8月3日~10月1日 |
| 第75回 | 試験日:2027年2月14日(日) 申込:2026年11月2日 ~2027年1月14日 |
| 第76回 | 試験日:2027年5月16日(日) 申込:2027年2月15日 ~4月15日 |
申込期間はインターネット申込みのものです。2026年10月3日に確認したとき、協会のサイトには第77回(2027年8月1日(日))の日程も載っていました。日程は変わることがあるので、申し込む前に公式の日程ページで確かめてください。
準1級・1級の二次試験は、筆記に受かった人だけが受けます。会場は東京か大阪のどちらかを選び、オンラインで受ける日程も示されています(第74回は東京が12月6日・7日、大阪が12月13日・14日、オンラインが12月10日・13日)。二次の日程は協会が決め、筆記の合格者に個別に連絡されます。
二次試験の日に都合がつかなかったときや、二次に受からなかったときも、一次(筆記)の合格は1年間有効です。その間にもう一度準1級か1級を受けるなら、筆記が免除され、二次だけを受けられます。
会場とオンライン受検
公開会場は、札幌・仙台・東京・横浜・新潟・金沢・名古屋・京都・大阪・広島・高松・福岡・鹿児島・那覇の14都市です。会場の詳しい場所は受検票で知らされ、同じ都市に会場が複数あっても希望は受け付けていません。
オンライン受検は、申込みのときに会場の代わりに「オンライン受検」を選びます。自宅・勤務先・学校などで、インターネットにつないだパソコンを使って受けます(スマートフォンは文字が見にくいので勧められていません)。主な注意点は次のとおりです。
- 申込みの締切後は、会場・受け方の変更ができない
- 回線や電波の状態で決められた時間に受けられないと不合格の扱いになり、再受検・振り替え・返金はない
- 周りに人がいない静かな場所で受ける。辞書や参考書、ほかのサイトを見るのは不正行為になる
- メモ用にA4までの白紙1枚と、鉛筆かボールペン1〜2本を机に置ける
協会は、申し込む前にサンプル受検で動作を確かめるよう案内しています。
学校・企業・スクールなどで5名以上集まると、団体受検もできます(友達同士の集まりは対象外)。団体が試験官と会場を用意し、試験日を協会と相談して決められます。受検者の人数に応じて、受検料の割引があります。
受検料
| 級 | 受検料(税込) |
|---|---|
| 3級 | 5,000円 |
| 2級 | 7,000円 |
| 準1級 | 9,000円 |
| 1級 | 12,000円 |
支払いは、銀行振込・現金書留・クレジットカードから選び、申し込んだ日から3日以内に払います(最終の締切は申込みの締切日と同じ)。払ったあとの返金や次の回への振り替えはできません(試験が中止になった場合を除く)。期日までに払わないと受検できません。
難易度・合格率
合格率や受検者数は、確認した協会の公式ページには載っていませんでした。難しさの手がかりは、上で紹介した各級のレベルの説明と合格の目安です。1級は筆記の目安が75点前後と高く、二次の面接・実技もあります。勉強時間の公式な目安も確認できなかったため、この記事では書きません。
勉強方法
協会は、対策として「過去問題集」で問題の傾向をつかみ、「接客サービスマナー・ベーシックマニュアル」で知識を深めることを勧めています。過去の試験問題と解説も、回ごとに協会から買えます(1セットに3級・2級・1級の問題と解説)。
まずは協会サイトの例題を解いて、出題の形をつかんでおきましょう。
よくある質問
Q. 3級から順番に受けないといけませんか?
A. 受検資格に制限はなく、誰でも受検できます。3級・2級・準1級は、時間が重ならないので同じ日に併せて受けることもできます。
Q. 家で受けられますか?
A. 受けられます。申込みのときに「オンライン受検」を選び、自宅などでパソコンを使って受けます。締切後は受け方を変えられません。
Q. 結果はいつわかりますか?
A. 試験日から約3週間後に、郵送で届きます。団体受検の場合は、所属する団体に届きます。
Q. 合格証明書はもらえますか?
A. 合格者が希望すれば、有料(1部2,500円)で合格証明書が発行されます。別に申し込みが必要です。
Q. サービス接遇検定と同じものですか?
A. 違います。接客サービスマナー検定はNPO法人日本サービスマナー協会、サービス接遇検定は公益財団法人 実務技能検定協会が行う、別の検定です。
公式情報
- 接客サービスマナー検定(日本サービスマナー協会)
- 検定の構成(接客サービスマナー検定)
- 試験日程と試験会場(接客サービスマナー検定)
- オンライン受検の詳細(接客サービスマナー検定)
- よくあるご質問(接客サービスマナー検定)
この記事は、NPO法人日本サービスマナー協会とは関係なく独自にまとめたものです。検定名は、対象の検定を指し示すために用いています。詳細は必ず公式ページで確認してください。
まとめ
- NPO法人日本サービスマナー協会が行う、接客・ビジネスマナーの民間検定
- 受検資格はなし。級は3級・2級・準1級・1級
- 3級・2級は筆記だけ。準1級・1級は筆記のあとに面接・実技
- 年4回(2月・5月・8月・11月)。14都市の会場かオンラインで受ける
- 受検料は3級5,000円〜1級12,000円(税込)。合格率は公表なし



年4回あるなら、受けやすい回を選べますね。まずは例題から始めてみます!



いいな。申込みの締切は回ごとに違う。日程は協会のサイトで必ず確かめろ。



受かったら、ほかの飲食の資格や、転職のことも調べてみたいと思っています。



いい考えだ。資格の一覧と、飲食業界の転職の記事があるから続けて読んでくれ。
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