新人 けんたチーズ検定とチーズプロフェッショナル、名前が似てますけど何が違うんですか?



どちらもNPO法人の民間の試験だ。検定は入門編、プロは一次と二次がある本格派だ。



じゃあ、まず検定に受からないと、プロの試験は受けられないんですよね?



いや、検定の合格は条件じゃない。協会の公式情報で、違いと受け方を整理しよう。
C.P.A.チーズ検定とチーズプロフェッショナル資格認定試験の違い・受験資格・試験の形式・試験日・受験料・合格率・会費を、主催するNPO法人チーズプロフェッショナル協会の公式情報(一次情報)だけで整理します。
この記事の要点
- どちらもNPO法人チーズプロフェッショナル協会の民間の試験(国家資格ではない)。チーズ検定の合格は、プロの試験を受ける条件ではない
- チーズ検定は講習会(120分)のあとに40分・72問の試験。75%以上で合格。受験料11,000円(テキスト代込み)
- チーズプロフェッショナルは年1回。一次(会場のパソコンで受けるCBT)と二次(テイスティング他・記述)。受験資格は「どなたでも」で、協会の会員は受験料が安い
- プロの二次(最終)の合格率は35.7%〜54.4%(2023〜2025年度・協会発表)。どちらも更新料は不要
※2026年10月4日時点の公式情報にもとづきます。
C.P.A.チーズ検定・チーズプロフェッショナルとは?
NPO法人(特定非営利活動法人)チーズプロフェッショナル協会(C.P.A.)が行う、チーズの知識を測る2つの試験です。協会は2000年の春に立ち上がりました。法律で決められた国家資格ではなく、協会が独自に行う民間の検定・資格です。
2つの違い
- C.P.A.チーズ検定:初級者・チーズに興味のある人向け(協会の案内)。講習会と試験がセット。合格すると「コムラード・オブ・チーズ(チーズの仲間)」を名乗れる
- チーズプロフェッショナル資格認定試験:上級者・チーズに関わるプロ向け(同)。年1回で、一次と二次がある。合格して認定登録すると「チーズプロフェッショナル」の呼称資格になる


チーズ検定に受かっていなくても、チーズプロフェッショナルの試験は受けられます(受験資格は後の節)。検定からプロへ順に進む決まりはありません。
チーズプロフェッショナルになるまでの流れ
2026年度の要項では、春に申し込み、夏に一次(CBT)、秋に二次を受けます。二次に合格したら、認定登録料を払って登録すると、ディプロム(認定証)とバッジが届きます。


どんな人に向いている?
チーズ検定は、協会が「知識ゼロでもOK!」と案内する入門の検定です。チーズを料理に取り入れたい人、仕事に活かしたい人、飲食の仕事を目指す人などに向けています。チーズプロフェッショナルは、チーズについてお客様に適切な説明ができ、理にかなった取り扱いができることを目的にした試験です(2026年度募集要項)。協会は「上級者、チーズに係るプロの方向け」としています。
資格の基本情報
| 名称 | C.P.A.チーズ検定 チーズプロフェッショナル 資格認定試験 |
|---|---|
| 資格区分 | 民間の検定・ 呼称資格 (国家資格ではない) |
| 主催団体 | NPO法人チーズ プロフェッショナル 協会(C.P.A.) |
| 受験資格 | 検定:どなたでも プロ:どなたでも (会員でなくても可) |
| 試験日程 | 検定:2026年 11月14〜16日 プロ:一次7月17日 〜8月20日、二次 10月5日(2026年度) |
| 受験料 | 検定:11,000円 プロ一次:会員 16,500円・非会員 25,300円(1回) |
| 合格率 | 検定:回ごとの 数字は非公表 プロ二次:41.0% (2025年度) |
| 試験内容 | 検定:講習+72問 プロ一次:CBT プロ二次: テイスティング他 ・記述 |
| 合格基準 | 検定:75%以上 プロ:公表なし |
| 有効期限 | なし (更新料も不要) |
| 公式情報 | チーズプロフェッ ショナル協会 C.P.A.チーズ検定 |
受験資格
C.P.A.チーズ検定:誰でも受けられる
「年齢や職業を問わず、チーズが好きならどなたでもチャレンジできます」と案内されています。ただし、講習会と試験はセットです。協会のよくある質問では、講習会を受けないと受験資格が得られないとしています。試験だけ、講習会だけを受けることはできません。
チーズプロフェッショナル:「どなたでも」受験できる
2026年度の募集要項は「会員、非会員に関わらずどなたでも受験いただけます」としています。実務経験や年齢の条件は、要項に書かれていません。チーズ検定の合格も条件ではありません。
- 非会員で受ける人も、協会サイトでアカウント登録が必要
- 会員価格で受けたい人は、申込みの前に「全期個人会員」に登録する
- 休会中の人や、会員の継続手続きがまだの人は、一般価格での受験になる
協会の会員になるには
正会員は「職業や年齢を問いません」とされ、誰でも入会できます。会費は次のとおりです(協会の入会案内)。協会の年度は1月から12月で、途中で入会しても12月31日までが期限です。
| 全期会員 | 入会金5,000円 +年会費10,000円 (合計15,000円) 1月〜12月 |
|---|---|
| 半期会員 | 入会金5,000円 +年会費5,000円 (合計10,000円) 7月〜12月 |
会員価格で受験するには「全期個人会員」への登録が必要です。会員には、試験の会員価格のほか、公式教本の会員価格での購入、過去問題の閲覧などの特典があります。



プロの試験って、チーズ売り場で何年か働いてないと受けられないんですか?



2026年度の要項は「どなたでも」だ。実務経験や年齢の条件は書かれていない。



会員にならないと受けられない、って話も聞いたことがあるんですけど……。



非会員でも受けられる。ただ、会員のほうが受験料と認定料は安くなるぞ。
試験の内容と合格基準
C.P.A.チーズ検定:講習会120分+試験40分
- 第1部 講習会:協会が認めた講師(チーズプロフェッショナルの資格を持つ人)が、専用テキストに沿って120分講習する。試食や実演はない
- 第2部 検定試験:40分・全72問。4択問題が中心の多岐選択問題で、パソコン・スマホなどからGoogleフォームで答える
- 出題:テキストと講習会の内容から
- 合格:全問題の75%以上の正解(72問中54問以上)
専用テキストは事前に届きます。章立ては「チーズの歴史」「乳製品の成分と栄養」「チーズの造り方」「ナチュラルチーズの分類」「世界のチーズ」「エンジョイ、チーズ」の6章です。受け方は、自宅などでZoomの講義を聞くオンライン式と、会場で受ける対面式から選びます(2026年11月の回)。
チーズプロフェッショナル一次:CBTで90分
- 方式:CBT(全国の指定会場のパソコンで答える試験)。期間内の好きな日時・会場を自分で予約する
- 時間:90分
- 出題範囲:協会公式教本『チーズの教本 2026~2028』の内容、チーズに関連する常識的な事項や業界トピックス
- 持ち物:本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)。忘れると受験できない
- 申込みの際に受験回数を「1回」か「2回」から選ぶ。「2回」なら、どちらかが合格点に達すれば合格
会場予約は自分で行い、受験希望日の3日前までに済ませます。受験票などの郵送物はありません。
チーズプロフェッショナル二次:テイスティング他・記述で90分
- 会場:東京(TOC有明)と大阪(天満研修センター)で同時に行う
- 時間:90分(2026年度は10月5日14時から)
- 内容:テイスティング他、記述による試験
- 出題範囲:教本の内容に加え、テイスティングによるチーズの識別、チーズの販売やサービスの現場で出会う実践的な事項
その年の一次に合格した人は、申込みなしで自動的に二次に進みます。二次の受験票は9月中旬に郵送されます(2026年度)。
合格基準と一次免除
チーズプロフェッショナルの一次・二次の問題数・配点・合格点は公表されていません。結果は合否だけが郵送で知らされ、協会は問い合わせに答えないとしています。
2026年度の一次に合格して二次に落ちた人は、2027年度と2028年度の2回、一次が免除されます。免除で受ける年は、二次の受験申込みが必要です(2026年度は一次と同じ3月2日〜6月15日)。一次の免除がある人が一次を申し込むと、免除の権利はなくなります。



検定は75%で合格なんですね。プロの試験も、何割取れば受かるんですか?



プロの合格点は公表されていない。二次はテイスティングと記述もあるぞ。



一次に受かって二次で落ちたら、次の年はまた一次から受け直しですか?



二次で落ちても、翌年度と翌々年度は一次が免除だ。ただ二次の申込みは自分でな。
試験日・申込期間
C.P.A.チーズ検定(2026年11月の回・参考)
| 申込期間 | 2026年9月8日(火) 〜10月8日(木) |
|---|---|
| 試験日程 | 2026年11月14日(土) 15日(日)・16日(月) |
| 時間 | オンライン式: 各日10時30分 〜14時30分 対面式:会場による |
オンライン式は3日間とも講師が違い、好きな日を選べます。対面式は会場ごとに開催日・開始時間・講師が違うので、申込みの画面で確かめてください。締切を過ぎた回には申し込めません。協会はチーズ検定を「複数回開催」と案内しています。最新の日程は特設サイトで確かめましょう。
チーズプロフェッショナル(2026年度の日程・参考)
| 申込期間 | 2026年3月2日(月) 〜6月15日(月) |
|---|---|
| 会場予約 | 7月1日(水)10時 〜7月31日(金) |
| 一次試験 | 7月17日(金) 〜8月20日(木) の中から選ぶ |
| 一次発表 | 8月下旬 |
| 二次試験 | 10月5日(月) 14時〜 |
| 二次発表 | 10月中旬 |
2026年度は、要項が2月4日に協会サイトに載り、申込みは3月2日〜6月15日でした。試験は年1回なので、最新の日程は協会のお知らせで確かめましょう。
受験料・認定料(費用)
C.P.A.チーズ検定は11,000円(税込)で、テキスト代と講習・受験料を含みます(2026年11月の回)。締切前に自分の都合でキャンセルすると、事務手数料を引いて返金されます。締切後のキャンセルや次の回への振り替えはできません。
チーズプロフェッショナルの2026年度の費用です(税込)。
| 一次試験 | 会員 1回16,500円 (2回22,000円) 非会員 1回25,300円 (2回30,800円) |
|---|---|
| 二次試験 | 会員 8,800円 非会員 14,300円 |
| 認定登録 | 会員 11,000円 非会員 22,000円 (ディプロム・ バッジ代) |
一次を1回受けて合格まで進んだ場合の合計は、当サイトの計算で、会員が51,300円(入会金・年会費15,000円を含む)、非会員が61,600円です。どちらも公式教本(会員5,200円/一般5,800円、送料・税込)や交通費は別です。受験料は、主催者の都合で中止する場合を除き、キャンセルや欠席でも払い戻されません。
合格率と難易度
チーズプロフェッショナルの合格率は、協会が毎年の合格者発表で公表しています。過去の発表は今の協会サイトから外れているため、公式ページの保存版(Internet Archive)で確認しました。
| 2023年度 二次 | 35.7% 受験者 241人 合格者 86人 |
|---|---|
| 2024年度 二次 | 54.4% 受験者 263人 合格者 143人 |
| 2025年度 二次 | 41.0% 受験者 315人 合格者 129人 |


一次の合格率は、63.9%(2024年度:受験者241人・合格者154人)、72.6%(2025年度:318人・231人)、66.7%(2026年度:291人・194人)です(協会発表)。2026年度の二次(10月5日実施)の結果は、この記事の情報確認日(2026年10月4日)より後の発表のため載せていません。最新の結果は協会サイトで確かめましょう。
二次の受験者には、前の年までに一次に受かって免除で受ける人も含まれます(2025年度は一次合格231人に対し、二次受験者315人)。そのため、一次と二次の率を掛け合わせても「全体の合格率」にはなりません。2025年度までに認定されたチーズプロフェッショナルは、累計で4,069人です(2026年度募集要項)。
難易度はどのくらい?
C.P.A.チーズ検定について、協会は「合格率は80%以上」(学習方法のページ)、「過去の合格率は90%前後」(よくある質問)と案内しています。どちらも年度や回の記載はなく、回ごとの数字は公表されていません。協会自身が「難易度は決して高くはありません」としています。
チーズプロフェッショナルは、最後の二次の合格率が35.7%〜54.4%(2023〜2025年度)で、年度によって差があります。二次にはテイスティングによるチーズの識別と記述があります。協会のよくある質問は、勉強の始め方として「まずはいろいろなチーズを食べることから始めてください」と答えています。勉強時間の公式の目安はありません。
勉強方法と過去問
チーズ検定は、事前に届く専用テキストを試験の日までに3回程度読み、当日の講習会で講師が話すポイントを聞き逃さないことを、協会がすすめています。特設サイトには、何回でも挑戦できる例題もあります。
チーズプロフェッショナルの柱は、協会公式教本『チーズの教本 2026~2028』です。2026年度の試験範囲で、序章「チーズの歴史」と「チーズを識る」「チーズを巡る」「チーズを広める」「チーズを愉しむ」の4つの章、付録で構成されています。チーズの販売・サービスや、ワイン・日本酒との相性も扱います。
独学で合格できる?基本講習会は必要?
協会の「基本講習会」(オンライン配信・約4時間)は、受験の条件ではありません。協会は、講義内容が認定試験の出題範囲に含まれるとして、受験対策にすすめています。2026年度の受講料は会員13,200円・非会員19,800円でした。講習会にチーズのテイスティングはありません。
過去問はどこで手に入る?
チーズプロフェッショナルの過去問題は、協会の会員特典として、会員サイトのマイページで閲覧できます。チーズ検定は、特設サイトの「学習方法と合格ライン」のページから例題に挑戦できます。
合格したら:認定登録・更新・会費
チーズプロフェッショナルは認定登録で資格になる
二次に合格した人は、合格発表(2026年度は10月中旬)のあとに認定登録を申し込み、認定登録料(会員11,000円・非会員22,000円)を払います。支払いが確認されると資格の登録が行われ、12月上旬からディプロム(認定証)とバッジが届きます(2026年度要項)。合格者のカナ氏名は、協会の会報『C.P.A.通信』に載ります。
協会の案内では、合格時の特典として、認定証明書の交付、資格者の登録、協会サイトへの掲載(小売店や飲食店など)、チーズ講師への道(正会員登録者のみ)があります。
チーズ検定はバッジが届く
合格者には「コムラード・オブ・チーズ」の認定バッジが送られます。認定カードは、2026年度4月の受験から発行をやめています。
更新・会費は必要?
チーズ検定の特設サイトは「どちらも、資格取得後の更新料は不要です」と案内しています。協会のよくある質問でも、チーズプロフェッショナルは一度取得すれば、協会を退会しても資格は有効とされています。会員を続けると、資格を持つ人はブラッシュアップや認定講師など、さらに上を目指す制度を受けられます。会員の年会費は10,000円(2026年度)です。
よくある質問
Q. チーズ検定に受からないと、チーズプロフェッショナルは受けられませんか?
A. 受けられます。2026年度の要項では、チーズプロフェッショナルの受験資格は「どなたでも」で、チーズ検定の合格は条件ではありません。
Q. チーズの仕事をしていなくても、チーズプロフェッショナルを受けられますか?
A. 受けられます。2026年度の要項に、実務経験や年齢の条件は書かれていません。
Q. 協会の会員にならないと受験できませんか?
A. 非会員でも受験できます。会員のほうが受験料と認定登録料が安く、会員価格で受けるには申込み前に全期個人会員への登録が必要です。
Q. チーズ検定は自宅で受けられますか?
A. 受けられます。オンライン式なら自宅などでZoomの講習を聞き、Googleフォームで試験に答えます。会場で受ける対面式もあります。
Q. チーズ検定の試験だけを受けることはできますか?
A. できません。講習会と試験はセットで、講習会を受けないと受験資格が得られません。
Q. チーズプロフェッショナルの一次は、どこで受けますか?
A. 全国にあるCBTの指定会場から、期間内の好きな会場・日時を自分で予約して受けます。二次は東京と大阪の会場です。
Q. 合格発表はいつですか?
A. 2026年度のチーズプロフェッショナルは、一次が8月下旬、二次が10月中旬に協会サイトで受験番号を発表し、本人には合否を郵送します。
Q. 資格に有効期限や更新はありますか?
A. ありません。どちらも更新料は不要で、チーズプロフェッショナルは協会を退会しても有効です。
公式情報
- NPO法人チーズプロフェッショナル協会
- 2026年度チーズプロフェッショナル資格認定試験(協会)
- 2026年度 チーズプロフェッショナル資格認定第一次試験 合格者 受験番号発表(協会)
- チーズの資格とは(協会)
- 正会員・賛助会員(協会)
- よくあるご質問(協会)
- 協会公式教本『チーズの教本 2026~2028』(協会)
- チーズプロフェッショナル基本講習会(協会)
- C.P.A.チーズ検定(特設サイト)
- 学習方法と合格ライン(C.P.A.チーズ検定)
- よくある質問(C.P.A.チーズ検定)
- チーズプロフェッショナル資格認定試験(第一次試験)(CBT-Solutions)
2023〜2025年度の合格率は、協会の発表ページの保存版(Internet Archive)で確認しました:2023年度 二次/2024年度 二次/2025年度 二次/2024年度 一次/2025年度 一次
この記事は、NPO法人チーズプロフェッショナル協会とは関係なく独自にまとめたものです。日程・受験料・申込方法は、必ず協会の公式ページで確認してください。
まとめ
- C.P.A.チーズ検定とチーズプロフェッショナルは、NPO法人チーズプロフェッショナル協会の民間の試験。検定の合格はプロの受験条件ではない
- チーズ検定は講習会120分+試験40分(72問)。72問中54問以上で合格、受験料11,000円
- チーズプロフェッショナルは年1回。一次(CBT・90分)と二次(テイスティング他・記述・90分)。受験資格は「どなたでも」
- 二次(最終)の合格率は35.7%〜54.4%(2023〜2025年度)。合格後は認定登録料を払って登録する
- どちらも更新料は不要。会員になると受験料・認定料が安くなる



まずは検定で基礎を固めて、いつかはプロの資格も取ってみたくなりました。



いい流れだ。ただプロは年1回。2026年度の申込みは3月〜6月だったぞ。



チーズに合わせるワインやお酒のことも、一緒に勉強してみたいです。



いい心がけだ。資格の一覧やソムリエ、お酒の種類の記事も続けて読んでくれ。
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