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パプリカ先輩
・板前一筋23年
・ふぐ免許保有
・料亭、ミシュラン店、会員制クラブ勤務
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和食検定とは?難易度・合格率・試験日・受験料・3つのレベルの違いまとめ【2026年度版】

和食検定とは?|3つのレベルの違い
新人 けんた

先輩、和食検定という試験を見つけました。板場で働く自分にも役に立ちますか?

パプリカ先輩

料理や食材、器、作法、接客まで問う民間の検定だ。法律で必要な資格ではないぞ。

新人 けんた

レベルが3つあるそうですね。いきなり一番上のレベルを受けてもいいんですか?

パプリカ先輩

実務の受験条件は、公式サイトの中でも書き方が違う。両方の記述を見てみよう。

この記事を書くのはプロの板前!

  • 板前一筋22年、料理長経験
  • 東京都ふぐ免許保有
  • 都心の料亭やミシュラン獲得店、会員制クラブなどに勤務

 【詳しいプロフィールはこちら】

和食検定の3つのレベルの違い・認定基準・試験日・受験料・認定率(合格率)を、主催する一般財団法人 日本ホテル教育センター(和食検定本部)の公式情報だけで整理します。

この記事の要点

  • 初級・基本・実務の3レベル。合否ではなく、正解率に応じて級を認定する(初級は1〜3級、基本・実務は1級・2級)
  • 受験資格は「希望者全員」と案内される一方、申込みの案内には「基本レベルの認定番号は実務レベルの受験に必要」ともある。実務を受ける人は申込み前に確認を
  • 試験は年2回(10月は3レベル、2月は初級・基本だけ)。会場で受ける4択のマークシート試験
  • 受験料は初級4,100円・基本5,100円・実務8,200円(税込)。2025年度の認定率は初級57.3%・65.2%、基本47.5%・60.2%、実務64.4%

※2026年10月3日時点の公式情報にもとづきます。

目次(INDEX)

和食検定とは?

和食検定は、一般財団法人 日本ホテル教育センターが主催する民間の検定です。主催者は「日本の食文化を正しく理解し、正しく伝えるための基礎知識」や、和の食文化を伝えるための専門知識・実務知識の理解度を測る筆記試験だと説明しています。

料理や食材だけでなく、器・箸・日本酒・日本茶、食事の作法、和食店での接客、和食に関する英語まで出題されるのが特徴です。お店を開くのに必要な資格(食品衛生責任者など)とは違い、法律で取得が求められる資格ではありません。

3つのレベルの違い

  • 初級レベル:和食の初心者向け。和食文化・食材・年中行事・作法などの基礎知識(100問・60分)
  • 基本レベル:和食の料理・食材やマナーに関心のある人向け。料理・接遇・和食基礎英語(200問・90分)
  • 実務レベル:和食の現場で部下を指導する人向け。着物・和室での振る舞い、接遇、店舗のマネジメント、和食応用英語(200問・90分)

実務レベルの受験条件は、公式サイトの中で書き方が分かれています。「よくある質問」と「検定のレベル」の表は、受験資格を「希望者全員」(どのレベルも受験できる)としています。一方で、2026年10月22日の回の個人受験の案内には「基本レベルの認定番号は実務レベルの受験に必要」と書かれています。実務レベルを受ける人は、申し込む前に和食検定本部へ確認しておくと安心です。初級の認定は、基本の受験の条件とはされていません。

和食検定の認定までの流れの図解

どんな人が受ける?

主催者は、和食に関心のある学生や一般の人、和食関連の仕事を目指す人、レストラン・旅館・ホテルなどで働く人、調理の仕事で日本料理の基本を復習したい人などを、主な対象に挙げています。実務レベルは、接遇の教育指導に携わる人や部下を持つ中堅社員向けです。

資格の基本情報

名称和食検定
(初級・基本・実務)
資格区分民間検定
主催団体一般財団法人
日本ホテル教育センター
受験資格希望者全員と案内
(実務は基本レベルの
認定番号が必要
との記載もあり)
試験日程年2回
10月(3レベル)
2月(初級・基本)
2026年度は
10月22日・
2027年2月13日
試験方式会場で筆記
(4択マークシート)
受験料初級 4,100円
基本 5,100円
実務 8,200円
(税込・2026年度)
合格率認定率で公表
(2025年度第2回
初級65.2%
基本60.2%)
合格基準正解率で級を認定
(初級は60%以上
基本・実務は
65%以上から)
公式情報和食検定
公式サイト

試験の内容と認定基準

どのレベルも4択のマークシート式で、主催者の準拠テキスト(入門編・基本編・実務編の改訂版)にもとづいて出題されます。合格・不合格の1本の線ではなく、正解率に応じて級が決まります(和食検定公式サイト「検定のレベル」)。

初級レベル(100問・60分)

  • 100問のうち10問程度は英語に関する出題
  • 3級:正解率60%以上75%未満
  • 2級:正解率75%以上90%未満
  • 1級:正解率90%以上

基本レベル(200問・90分)

  • 配点:料理80・接遇80・和食基礎英語40(計200)
  • 2級:正解率65%以上(各項目60%以上)
  • 1級:正解率85%以上(各項目80%以上)

実務レベル(200問・90分)

  • 配点:振舞80・伝心80・和食応用英語40(計200)
  • 2級:正解率65%以上(各項目60%以上)
  • 1級:正解率85%以上(各項目80%以上)

基本・実務は各項目の最低ラインがあるので、全体の正解率が足りていても、英語などひとつの項目が60%に届かなければ2級になりません。

新人 けんた

合格か不合格かではなく、正解率で級が決まるんですね。初級は何割で取れますか?

パプリカ先輩

初級は正解率60%以上で3級だ。75%以上で2級、90%以上で1級に上がる。

新人 けんた

基本レベルには英語もあるんですね。料理と接遇で稼げば何とかなりますか?

パプリカ先輩

英語が6割に届かないと、ほかが満点でも2級にならない。英語も手を抜くなよ。

試験日・申込み・受験料

試験は毎年2月と10月の年2回行われます。10月は初級・基本・実務の3レベル、2月は初級・基本の2レベルで、実務レベルは年1回(通常10月)だけです。初級と基本は同じ日に両方受けられます(ダブル受験)が、基本と実務は併願できません。

2026年度の日程(参考)

第1回試験日:2026年10月22日(木)
初級・基本・実務
申込み:9月3日〜9月24日
結果発表:11月4日
第2回試験日:2027年2月13日(土)
初級・基本
申込み:2027年1月5日
〜1月22日

和食検定公式サイト「実施スケジュール」によります。締切を過ぎた回には申し込めないので、最新の日程は同じページで確かめましょう。

申込み方法と当日の流れ

  • 申込みは公式サイトから「検定管理Eシステム」で行う(郵送・FAXは不可)
  • 支払いはクレジットカードかコンビニ
  • 受験票はEシステムからダウンロードして印刷して持参(スマートフォンの画面の提示は不可)。本人確認書類(運転免許証など)の原本も必要
  • 2026年10月22日の回は、基本・実務が10時30分〜12時、初級が14時10分〜15時10分

個人受験の会場は、10月が札幌・東京・大阪・福岡、2月が東京・名古屋・大阪・福岡の4地域です(2026年度の案内。正式な会場は受験票で案内)。学校や会社でまとめて受ける団体受験は、1会場3名以上で申し込めます。以前あった「和食検定Web試験」は2018年7月31日で終了しており、2026年10月時点の案内は会場での筆記試験だけです。

受験料(2026年度)

初級4,100円(税込)
基本5,100円(税込)
実務8,200円(税込)

入金したあとは、受験者の都合による返金・レベルの変更・次回への振替はできません。日程を確かめてから申し込みましょう。

難易度と認定率(合格率)

和食検定本部は、回ごとに受験者数と「認定率」(いずれかの級に認定された人の割合)を公表しています。2025年度の結果は次のとおりです。

初級
2025年
10月
57.3%
受験者 262人
認定者 150人
初級
2026年
2月
65.2%
受験者 382人
認定者 249人
基本
2025年
10月
47.5%
受験者 118人
認定者 56人
基本
2026年
2月
60.2%
受験者 103人
認定者 62人
実務
2025年
10月
64.4%
受験者 59人
認定者 38人

出典は和食検定本部の結果報告(2025年度第1回〔2025年10月23日実施〕・第2回〔2026年2月14日実施〕)です。受験者は実際に受けた人の数です。

和食検定の2025年度の認定率(レベル・回別)の棒グラフ

難易度はどのくらい?

2025年度の認定率は、レベルと回によって47.5%〜65.2%でした。ただし上の級ほど狭き門で、2025年度第1回の1級の割合は初級8.0%・基本16.1%・実務23.7%でした。

これまでの累計(公式サイト「検定実績」)では、基本レベルは受験者5,494人のうち認定者2,191人(39.9%)、実務レベルは524人のうち378人(72.1%)です(いつまでの累計かは、ページに書かれていません)。勉強時間の目安は、公式には示されていません。

勉強方法とテキスト

試験問題は準拠テキストをもとに出題されるので、まずは受けるレベルのテキストを読むのが基本です。主催者が発行しているテキストと問題集は次のとおりです(税込)。

  • 初級:『和食検定入門編(改訂版)』3,960円、『初級レベル練習過去問題集500選』1,100円
  • 基本:『和食検定基本編(改訂版)』5,500円
  • 実務:『和食検定実務編(改訂版)』5,500円
  • 基本・実務の問題集:『基本レベル・実務レベル練習過去問題集500選』1,320円

個人の購入は公式サイトから申し込み、支払いは代金引換です(書店での取り寄せ注文は中止)。結果発表のときには、公式サイトで正答も公開されます。

試験の前には、和食検定本部が対策講座を開いています。2027年2月の試験に向けては、福岡・大阪・東京(2026年11月)と名古屋(2026年12月)での開催が案内されています(2026年10月時点。各会場とも定員になり次第締切)。

よくある質問

Q. 和食検定はオンライン(自宅)で受けられますか?
A. 2026年10月時点の案内では、会場での筆記試験だけです。「和食検定Web試験」は2018年7月31日で終了しています。

Q. いきなり基本レベルや実務レベルから受けてもいいですか?
A. 基本レベルは、初級の認定がなくても受けられます。実務レベルは、申込みの案内に基本レベルの認定番号が必要とあるので、申し込む前に和食検定本部へ確認しましょう。

Q. 結果はいつ分かりますか?
A. 結果発表の日に公式サイトで認定者の受験番号と正答が発表され、そのあと通知表・認定書が発送されます。2026年10月22日の回は、発表が2026年11月4日10時、発送が11月9日です。

Q. 認定に有効期限や更新料はありますか?
A. 認定後の登録料や会費は不要と案内されています。有効期限・更新の決まりは、公式サイトには書かれていません。

Q. 履歴書に書けますか?
A. 主催者は、Eシステムからダウンロードできる結果通知書(兼合格証明書)を履歴書などに添付して使えると案内しています。ダウンロードできるのは原則、試験から1年間です。

Q. 申込み後にキャンセルや日程の変更はできますか?
A. できません。受験者の都合による返金・レベル変更・次回への振替は受け付けていません。

公式情報


この記事は、和食検定の主催団体とは関係なく独自にまとめたものです。日程・受験料・受験資格は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。

まとめ

  • 和食検定は、和食の料理・作法・接遇・英語の知識を問う民間検定(主催:日本ホテル教育センター)
  • 初級・基本・実務の3レベル。正解率で級を認定し、基本・実務は各項目の最低ラインもある
  • 実務レベルの試験は年1回(通常10月)だけ。受験の条件は公式サイト内で書き方が分かれるので、申込み前に確認する
  • 試験は年2回、会場での4択マークシート。受験料は初級4,100円・基本5,100円・実務8,200円(税込)
  • 2025年度の認定率は初級57.3%・65.2%、基本47.5%・60.2%、実務64.4%(和食検定本部公表)
新人 けんた

年2回、会場で受ける筆記試験なんですね。まずは2月の回で基本レベルを狙います。

パプリカ先輩

2月の回は初級と基本だけだ。実務レベルは10月の回だけだと覚えておけ。

新人 けんた

和食の文化のことや、調理師の資格のことも、合わせて調べておきたくなりました。

パプリカ先輩

いい心がけだ。和食とユネスコの記事や資格の一覧があるから、続けて読んでくれ。

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